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議会がグッデルとスナイダーをコマンダースの職場環境についてのヒアリングに召喚

2022年06月02日(木) 14:23

ワシントン・コマンダース【AP Photo/Alex Brandon】

アメリカの下院監視・政府改革委員会がNFLコミッショナーのロジャー・グッデルとワシントン・コマンダースオーナーのダン・スナイダーを召喚し、コマンダースの職場管理に関する議会調査の一部として、今月下旬に実施されるヒアリングに出席するよう求めた。

監査・政府改革委員会のキャロリン・B・マロニー委員長、および経済・消費者政策小委員会のラジャ・クリシュナモーティ委員長は現地1日(水)、グッデルとスナイダーに6月22日の出席を求める召喚状をリーグとチームに送ったと明かしている。

「10月に調査を開始して以来、この委員会の目標は然るべき者に責任を取らせ、全国の労働者をさらに守るために、ワシントン・コマンダースにおけるハラスメントや嫌がらせの文化についての真実を明らかにすることです」とマロニー委員長は話した。

NFLのスポークスマンであるブライアン・マッカーシーは水曜日、当日朝にリーグが議会の召喚状を受け取ったと認め、 “時宜を得たやり方で直接応じる”と述べている。

マッカーシーは声明に「NFLは議会の長期にわたる調査を通じ、46万ページ以上の書類の作成や数々の質問事項に対する書面での回答、議会のスタッフとの対話など、さまざまな範囲で協力してきた」と記した。

NFLネットワークのトム・ペリセロによれば、ワシントンは水曜日の午後に次のような声明を出している。

「コマンダースはこれまでの監査・政府改革委員会のすべての要請においてNFLに協力し、補佐してきた。然るべきときに議会の調査に直接的に応じるのを心待ちにしている」

リーグが独自調査で分かった内容についての公の報告書を作成しなかったのを受け、議会は2021年10月にコマンダースの職場環境の調査を開始した。

2月、元従業員の証言からスナイダーに新たな不適切な行為の疑いが生じた。円卓会議でこの疑いについて応じたスナイダーは、これまでに組織内で行われた“不適切な行為“について謝罪した一方、“私個人に浴びせられる”疑いについては“明白な嘘”だとする声明を発行している。

元従業員の証言があった後、議会は調査の対象を組織の財政状況にも広げた。監視・政府改革委員会は4月に連邦取引委員会に書簡を送り、ワシントン・コマンダースが10年以上にわたり、ビジターチームからのチケット収入やファンに返金すべき保証金を公表せず、違法となりうる財務行為を行っていた可能性がある証拠を発見したと伝えている。

ワシントンは財政面での不正についてのすべての疑いを否定している。


記事提供:『The Associated Press(AP通信)』


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