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7度のプロボウラーである49ersのCマックが13シーズンを経て引退

2022年06月03日(金) 09:53

アレックス・マック【Aaron M. Sprecher via AP】

『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが現地2日(木)に伝えたところによると、過去10年以上にわたって優秀なセンター(C)として活躍していたアレックス・マックが13年のNFLキャリアに幕を閉じることになったという。

マックはキャリアを通じてプロボウルに7度選出され、2010年代のNFLオールディケードチームにも選ばれた。

キャリアをスタートさせたクリーブランド・ブラウンズで7シーズン、その後にアトランタ・ファルコンズで5シーズンを過ごしてきたマックは、2021年からサンフランシスコ・49ersに所属し、キャリア最後のシーズンにプロボウルの栄誉に浴している。

クオーターバック(QB)ジミー・ガロポロをトレードしようとしているチームに対し、ワイドレシーバー(WR)ディーボ・サミュエルがトレードを要請するなど、不確定要素の多い49ersのオフシーズンにおいて、マックの将来も不確かなままとなっていた。しかし、マックと49ersは契約を再編しており、それはNFLネットワークのマイク・ガラフォロが指摘しているように引退が正式に決まる前の選手を連想させる方法で行われたため、木曜日の時点でマックの引退はほぼ避けられないものと見なされている。

49ersはベテランならではのリーダーシップと経験を誇り、プロボウルに選ばれるだけの才能を兼ね備えた選手の後任を探すことになった。

マックが引退を決断しようとしている中で、フリーエージェント(FA)の中で最も質の高いセンターと評価されているJC・トレッターがいまだにどのチームとも契約を結んでいない。そのため、トレッターが49ersに加わる可能性もあるだろう。

とはいえ、マックの後任が誰であろうと埋めるべき穴は大きい。

マックは殿堂入りの可能性を秘めたキャリアを歩んできたのだ。

2009年NFLドラフト1巡目でブラウンズから指名され、ルーキーシーズンの全試合に先発出場したマックは、キャリア最後のシーズンも全試合に先発してNFLでの華々しいキャリアを終えている。

マックは通算196試合で先発を務めてきた。ブラウンズで7シーズンを過ごす間に3回プロボウルに選ばれている。また、その後に5年間所属したファルコンズでは最初の3シーズンで3回プロボウルに選出された。

2021年シーズンを前に49ersと3年契約を結び、いつものように圧倒的なレベルでプレーしていたにもかかわらず、マックは1年だけプレーして引退を決意している。

【RA】