WRラザードのミニキャンプ欠席を懸念していないパッカーズHCラフルアー
2022年06月09日(木) 12:17グリーンベイ・パッカーズが現地7日(火)に参加必須のミニキャンプをスタートした際、一人だけ欠けているメンバーがいた。ワイドレシーバー(WR)アレン・ラザードだ。
ヘッドコーチ(HC)マット・ラフルアーはラザードが欠席だったことを火曜日に認めている。ラザードはオフシーズンに入ってパッカーズが適用した制限付きフリーエージェントのテンダーにサインしておらず、正確にはミニキャンプの参加が必須ではない。とは言え、自分の決断によってワークアウト参加をスキップしたということは、ラザードがテンダーによる1年400万ドル(約5億3,706万円)の契約ではなく、新たな長期契約を望んでいることを強く示唆している。
「彼がここに来ていればうれしかったのだが」とラフルアーHCは水曜日に語った。
「彼がここ数年にわれわれのシステムにいたのは明らかだから、彼が自分のやることを分かっていることには何の疑いもない」
ドラフト外フリーエージェントだったラザードは、ジャクソンビル・ジャガーズの練習生から2018年にパッカーズに加わって以来、その生産性を急激に高めてきた。2021年にキャッチ40回、513ヤード、タッチダウン8回を記録しており、いずれもキャリア最高だった。513レシービングヤードは今年パッカーズに戻っているレシーバーの中で最も多い数字だ。
このオフシーズンにWRデイバント・アダムスがラスベガス・レイダースへと去ってから、パッカーズはアダムスが残した穴を埋めるためにより多くの才能を必要としてきた。ドラフトでクリスチャン・ワトソンとロミオ・ドゥブスを獲得し、サミー・ワトキンスと契約したことで、その穴の一部は埋められている。しかし、ナンバー1レシーバーにはもっと多くの経験が求められる。クオーターバック(QB)アーロン・ロジャースが若いレシーバーたちとの間で調整する時間を必要とする傾向があることを踏まえれば、特にそう言えるだろう。ブレイクアウトシーズンやロジャースとの経験が、ラザードを攻撃陣の中心的な役割に導くはずだ。つまり、合意に達することはラザードとグリーンベイの双方に利益をもたらす。
しかしながら、ロジャースはラザードの不在をそれほど懸念していない。ロジャースはシンプルに、その時が来たときにラザードと一緒にフィールドに戻るのが楽しみだと語るのみだった。
ロジャースは火曜日の練習後に「アレン・ラザードにはワクワクする。彼はここでのキャリアのほとんどで、俺たちのためにしんどい仕事をやってくれる男だった。今、彼にナンバー1レシーバーになるチャンスが来ているんだ」と話し、次のように続けている。
「だから、彼がその役割を担うことをまったく心配していない。彼とはたくさん話している。彼が自分の体をどれだけケアしているか知っている。ここに来たときには、彼には準備ができているはずさ」
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