FAのDEピエール・ポールがレイブンズを訪問
2022年06月10日(金) 09:42
フリーエージェント(FA)のディフェンシブエンド(DE)ジェイソン・ピエール・ポールはその魅力(チャーム)を伝えるためにチャーム・シティを訪れる。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが情報筋の話をもとに伝えたところによると、ボルティモア・レイブンズが現地9日(木)にプロボウルに3度選出された経歴を持つパスラッシャーと面会するとのこと。
33歳のピエール・ポールは新リーグイヤーが始まって3カ月近く経った今もフリーエージェントのままだ。過去4シーズンをタンパベイ・バッカニアーズで過ごしていたピエール・ポールは2021年シーズンに12試合に出場してサック2.5回をマークしている。2020年に2年契約を結んだため、昨季は契約最終年だった。ニューヨーク・ジャイアンツに8シーズン在籍した後、2018年にバッカニアーズにトレードされ、そこでスーパーボウル優勝にも貢献している。
レイブンズと契約を結べば、ピエール・ポールは初めてのAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)で、DEカライス・キャンベルやディフェンシブタックル(DT)マイケル・ピアース、DEデレク・ウルフ、DEブレント・アーバンといったベテランのディフェンシブラインマン(DL)たちと共にプレーすることになる。また、レイブンズにはラインバッカー(LB)のオダフェ・オウェやジェイロン・ファーガソン、DTジャスティン・マドゥビーケーといった急成長を遂げている選手もいる。ピエール・ポールと契約する可能性のあるレイブンズはオフシーズン中にすでにピアースや新人のLBデビッド・オジャボ、DTトラビス・ジョーンズ、DTレイシャド・ニコルズを迎え入れて守備陣を補強してきた。
『Over the Cap(オーバー・ザ・キャップ)』によると、レイブンズの2022年のキャップスペースには現在、558万ドル(約7億5,018万円)の余裕があるという。ピエール・ポールは昨シーズンに基本給とボーナスで1,280万ドル(約17億2,077万円)を受け取っていたが、2021年の成績が平凡だったことや、オフシーズンに肩の手術を受けたことから、ベテランのピエール・ポールは報酬の低下を受け入れてレイブンズの給与とフロントセブンに順応する可能性がある。
【R】