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マクダニエルズHCのアプローチについて「ペイトリオッツは目指していない」とレイダースRBボールデン

2022年06月10日(金) 12:14


ラスベガス・レイダースのブランドン・ボールデン【AP Photo/John Locher】

ラスベガス・レイダースのランニングバック(RB)ブランドン・ボールデンは、ニューイングランド・ペイトリオッツ時代に攻撃コーディネーター(OC)だったジョシュ・マクダニエルズのもとで8シーズンにわたってプレーしており、彼のことをよく知っている。だが、マクダニエルズがヘッドコーチ(HC)として自分のチームを率いる姿を見るのはボールデンにとって初めてのことだ。

ボールデンは現地8日(水)に「例えるなら、ベビーシッターをしてくれることには慣れている兄と、両親のいない週末をずっと一緒に過ごさなきゃいけないみたいな感じだ」と『Las Vegas Review-Journal(ラスベガス・レビュー・ジャーナル)』に話している。「この数年の間に彼がデンバー・ブロンコスに行ってからペイトリオッツに戻ってきたのはクールだったな。俺はルーキーの頃から世話になっていて、またこうしてここに一緒にいる」

ボールデンの説明を正しく解釈するとすれば、マクダニエルズHCはペイトリオッツで常にビル・ベリチックHCの統制に従っていたが、今はもう少し緩く過ごす(あるいは、ラスベガスで大規模なパーティーを開くくらいの)自由を手に入れたということになる。

ベリチックHCのもとを始めて離れたマクダニエルズHCはブロンコスでことごとく失敗しており、レイダースではあらゆる面で違うアプローチを取ろうとしている。コーチから選手に至るまで、これまで聞いた話からすると、マクダニエルズHCはペイトリオッツのやり方を再現しようとはしていないようだ。

ボールデンは「やろうとしていることはまったく違う」と話している。「ジョシュは自分のやり方でやるつもりだ。ほとんどの時間を彼と一緒に過ごしてきた俺からすれば、これまでの過程で学んだことはもちろんあるさ。でも、ペイトリオッツは目指していない。俺たちはラスベガス・レイダースで、このチームとしてプレーする」

ベリチックHCのように権威を振りかざそうとしたベリチックHCの弟子たちがたいてい失敗してきたことを考えると、マクダニエルズHCが異なるアプローチを取っているのはポジティブな兆候と言える。

そして、週末に家を任された兄とは違って、マクダニエルズHCは両親が帰ってくるまでに家を片づけておく必要すらない。

【R】