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WRメットカーフの契約延長はこれから“重要な数週間“を迎えるとシーホークスHCキャロル

2022年06月10日(金) 15:19


シアトル・シーホークスのD.K.メットカーフ【AP Photo/Aaron Gash】

ワイドレシーバー(WR)D.K.メットカーフはシアトル・シーホークスが3日間の日程で実施した参加必須のミニキャンプに一度も顔を見せなかった。

メットカーフはシーホークスとの契約延長を目指している。7月に実施されるトレーニングキャンプの前に契約をまとめるべく“重要な“時期に入り、ヘッドコーチ(HC)ピート・キャロルはメットカーフと連絡をとっていると明かした。

「これまでに対話はある。何度かね。キャンプが近づいている今、われわれはきわめて標準的な、半ば静まり返った時期にいる。何かを終わらせるには、実に重要な数週間だ。どうなるか見てみよう。何かをまとめられるといいんだが。われわれはまさに、それを完了するつもりだ」

キャロルHCはこのオフシーズンを通じてメットカーフをとどめたいとの意向を示してきた。メットカーフは1カ月ほど前に、チームと“何かを完了する”ことに楽観的な姿勢をみせている。

そのメットカーフがミニキャンプに参加していないということは、明らかにまだ契約締結には至っていないということだ。

「それは彼が下さなければならない決断だ」とキャロルHCは言う。

「われわれは彼がいなくて寂しく思っている。彼は良い仕事で貢献してきたし、われわれがやってきたすべてのことでその一部だった。そして、今はここにいない。彼がここでやらなかったことについては、私にはあまり評価できない。彼がここにいてくれたら良かった」

メットカーフは欠席したことで罰金の対象になるが、それが徴収されるかについて問われた際、キャロルHCは「そのことについては話していない」と応じている。

メットカーフにとっては何かとできごとの多いオフシーズンになっている。クオーターバック(QB)ラッセル・ウィルソンはデンバー・ブロンコスにトレードされ、チームから放出されたラインバッカー(LB)ボビー・ワグナーはライバルのロサンゼルス・ラムズに加わった。また、自分自身も足の負傷によってオフシーズンの長い時間で保護用のブーツを着用している。そしてもちろん、契約交渉の問題がある。

キャロルHCは以前に、契約状況の主導権を握っているのはメットカーフだとコメントしたものの、今週の練習に参加しなかったことはさすがに驚きだったようだ。

「彼はまだリハビリを行っている段階ですべてのワークができるわけではないので、彼が来てくれればと思っていた。彼がここに来てくれていれば、われわれにとっては良かったのだ。残念ながら、彼はここにいなかった」

キャロルHCとメットカーフが今の段階までに契約問題が解消しているのを望んでいたことは明らかだ。だが、キャロルHCはいずれ契約がまとまることを信じている。

「楽観的な感触がなくなったわけではない。われわれはこういったことを何年もくぐり抜けてきた。また新たに困難なときが来たと、われわれには分かっている。本当にたくさんの注目選手たちがこのプロセスを通過するのを見てきた。今回のわれわれにはどう働くか? それはそのうち分かるだろう」とキャロルHCは述べた。

「彼は並外れた人間で、素晴らしい選手だ。彼は本当にたくさんのものを世界にもたらしてきたし、われわれが把握していないこの機会を彼に逃してほしくない。だから、われわれは自分たちにできるすべてをやるつもりだ」

ランニングバック(RB)クリス・カーソンもミニキャンプにいなかったが、状況は大きく異なる。

カーソンは首の負傷の影響で、昨シーズンの第4週意以降でプレーしていない。

「今から2週間の間で、医師や執刀医などすべての人々によって大がかりな評価のようなものが行われる。彼らが再評価し、彼がどういった状況にあるのかを確認する予定だ」とキャロルHCは明かした。

それまで、キャロルHCは予後が良好であることを願っているだろう。

「とにかく希望を持ち続ける。彼は本当に懸命にやってきたし、彼自身が戻ることをとても望んでいる。だが、確かなことは今の段階では言えない」とキャロルHCは話した。

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