RBジェリック・マッキノンが1年契約で再びチーフスへ
2022年06月15日(水) 08:31ポストシーズンでの貢献が、ジェリック・マッキノンのカンザスシティでのもう1年につながった。
トランザクションワイヤによれば、ベテランのランニングバック(RB)であるマッキノンがカンザスシティ・チーフスと1年契約を結んでいる。
マッキノンは昨シーズンに、2年目のRBクライド・エドワーズ・ヒレアーを筆頭とするバックフィールドを補足する存在としてチーフスに加入した。しかし、エドワーズ・ヒレアーが負傷したことから、ダレル・ウィリアムズやデリック・ゴアに活躍の機会が与えられ、マッキノンはパスキャッチングのオプションとなる。レギュラーシーズンのマッキノンはトータルでタッチ25回にとどまったものの、ポストシーズンには大きく貢献し、チーフスが戦ったプレーオフ3試合においてキャリー34回で150ヤード、キャッチ14回で165ヤードとタッチダウン1回を記録した。
30歳のマッキノンを一つの選択肢として再び迎えることに、チーフスは満足している。
マッキノンはそのキャリアを通し、ポテンシャルを見せながらも悪運に見舞われてきた。ミネソタ・バイキングスでエイドリアン・ピーターソンのバックアップとしてキャリアを開始したマッキノンは、2014年シーズンを通じてマット・アシアタと分担しつつ交代要員を務めるようになる。次第に電撃のようなプレーを見せ、登場する機会は限られながらも爆発的なスピードでインパクトを残せることを証明していったマッキノン。真のブレイクアウトに必要なのは、出番の増加だけのように見えていた。
2018年にサンフランシスコ・49ersとの契約によってそのチャンスをつかんだマッキノンだったが、ACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)断裂とそれに関連する問題から2018年と2019年のすべてを欠場。2020年にプレーできるようになった頃には49ersは他のオプションを見つけており、2021年のチーフス移籍に至っている。
ウィリアムズがアリゾナ・カーディナルスへと去り、RBロナルド・ジョーンズが加わった今、マッキノンはロースタースポットを獲得し、2022年にプレータイムを与えられるにふさわしい価値があると証明することを望んでいるだろう。
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