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カウボーイズLBグレゴリー、10試合出場停止処分の控訴を取り下げ

2016年09月20日(火) 23:23


薬物規定違反に関する控訴を取り下げたランディ・グレゴリー【James D. Smith via AP】

NFL薬物規定違反による10試合の出場停止処分と薬物乱用介入プログラムに対して控訴していたダラス・カウボーイズのラインバッカー(LB)ランディ・グレゴリーがその控訴を取り下げたと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが報じた。

治療プログラムを終えた2年目のグレゴリーは先週、ダラス・カウボーイズの欠席リザーブリストから名前が外された。グレゴリーは第1の薬物乱用違反によるペナルティによって4試合の出場停止処分を受けており、現在は2試合分を消化。10試合の出場停止処分を含めると、グレゴリーは12月18日にカウボーイズ本拠地で行われるタンパベイ・バッカニアーズ戦(15週)までプレーを許されないことになる。

この動向を最初に報じたのは『ESPN』であった。

NFLスカウティング・コンバインでの薬物検査において陽性反応が示されたグレゴリーは、2015年ドラフトのトップ10に入る目玉プレーヤーであったにもかかわらず、2巡目でカウボーイズに指名された。ネブラスカ大学でスターだったグレゴリーはドラフト前インタビューでもプロの世界での“精神的な厳しさ”を乗り越える力が懸念されていた。

スティーブン・ジョーンズ上級副社長兼COO(最高執行責任者)は数カ月前、2年目のグレゴリーが薄氷の上に立っている状態だと明言。

グレゴリーが2月に停止処分を受けた後、ジョーンズは「残念だ。われわれはランディへの責任と期待を明確にしていく。彼は問題を克服して更生せねばならない」とコメントしていた。