WRマクローリンのトレードを否定するコマンダースのリベラHC
2022年06月16日(木) 11:48ワシントン・コマンダースはワイドレシーバー(WR)のテリー・マクローリンを欠いたまま出席必須のミニキャンプの2日目に突入しており、このスター選手の将来をめぐる疑問は止まない。
現地14日(火)にヘッドコーチ(HC)のロン・リベラは記者団に対し、マクローリンがミニキャンプを欠席している意図は理解しており、チームはフットボール選手としての彼を信じていると語った。そして、水曜日にリベラはマクローリンが現時点ではチームの練習に参加していないにもかかわらず、チームに長期的に在籍することについて、より明確な姿勢を示している。
「みなさんにちょっとした情報を教えよう」とリベラHCは記者団に述べ、こう続けた。「先週あたりから彼の両親と話し合っていて、いろいろなことを進めている。近いうちにまとまるだろう。どれくらい時間がかかるかは分からない。だが、争いが起きたことは一度もない。それだけは約束できる。だから、われわれの感触はかなりいいし、必ずある時点でこれが成し遂げられると自信を持っている」
コマンダースが現時点で契約を成立させることに「かなりいい」感触を持っているのであれば、リベラHCの話が実現し、フィールド上でインパクトを受けられる際には、きっと素晴らしい感触を得られることだろう。
マクローリンは2019年に3巡目指名でワシントンに入団して以来、チームの最高かつ最も安定したオフェンスの脅威であり、特に最近のワイドレシーバー市場の急激な高騰を考慮すれば、彼が契約を上回る働きをしていることに異を唱える者はほとんどいないだろう。
マクローリンはルーキー契約の最終年を迎えており、ベースサラリーは279万ドル(約3億7,517万円)に設定されている。
マクローリンはキャリアを通して通算222回のレシーブと3,090ヤード、タッチダウン16回を記録。
リベラHCは、スタッツ上の功績だけでなく、マクローリンのような優秀な選手に報酬を与えることは、たて続けに7勝のシーズンを送ってきたコマンダースが改善を目指す中で、組織内に正しい文化を確立する上で極めて重要であると次のように明言した。
「彼のようにフットボールチームだけでなく、コミュニティにも大きく貢献してきた選手に対して、チームがしっかりと対応し、こういう選手を求めているということを周囲に理解させることが重要だ。だから、これまでに言ってきたように、テリーをトレードするつもりはなく、われわれが今やろうとしているのは彼との契約を完了させることだ。この7日か8日はずっと話を進めてきた。テリーがわれわれにとってどんな存在であるか、彼が何をもたらしてくれるかを信じているからこそ、これを進めようとしている」
マクローリンのトレードの可能性が繰り返し否定され、ここ一週間で良いコミュニケーションが取れているというリベラHCの報告を考えると、コマンダースは短期間でマクローリンをチームに戻す方法を見つけられるかもしれない。
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