新人ルソーとの練習は「ダイアモンドを磨くようなもの」とビルズOLBミラー
2022年06月16日(木) 15:47アウトサイドラインバッカー(OLB)ボン・ミラーは王者であるロサンゼルス・ラムズを離れ、このオフシーズンに大陸を横切ってバッファロー・ビルズに移った。
ロンバルディトロフィーを2度手にしたことのあるミラーは、2年連続でAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)東地区を制したビルズがプレーオフで困難を乗り越えるのを助けることができると信じている。
ミラーは現地15日(火)、「LAにとどまってキャリアの終わりに向かって歩み、アーロン・ドナルドと一緒にラッシュしてサックを積み上げることもできたけれど、自分が満足していなかった」とコメントした。
「自分がいた場所に、満足していなかった。俺はもっと多くのものを求めていた。何か特別なものの一部になりたかったんだ。彼らはちょうどコップのふちにいる。俺は彼らが外に流れ出すための、最後の一滴になりたかった」
ミラーは3つのチームでそれぞれスーパーボウル優勝を果たした、最初のNFL選手になることを目指している。
33歳のミラーは昨年、まだ力は十分に残されていることを証明。ラムズのポストシーズンの試合の中で、サック4回を記録した。
何人かの若手を擁するビルズ守備陣に加わったミラーは、ラッシングのグループにチャンピオンシップを勝ち取った経験を持ち込んでいる。昨年にドラフト1巡目で指名されたグレゴリー・ルソーは、ビルズがミラー加入前に取り入れた才能の一例だ。ルーキーシーズンにサック4回を記録した22歳の若手をどう手助けしているか尋ねられたミラーは、ただメンタルの側面で支え、1月に勝利するには何が必要かというマインドセットを教えていると話した。
ミラーはルソーについて「ダイアモンドを磨くようなもんさ」とコメントし、次のように続けている。
「彼のことを変える必要はまったくない。俺としては、俺は人を変えようとはしていなくて、ただ彼らが何を考えているかを見て、どんなアプローチ、どんなマインドセットなのかを確かめている。俺たちはみんな別々のプレーヤーなんだから。でも、お互いに本当にぶつけ合えるのが、マインドセットだ。俺は彼に自分のマインドセットを伝え、自分の見方を通して、彼が学んでくれたらいいなと思っている。パスラッシュサミットは、それがすべてさ。人を変えようとする場じゃなく、ただお互いにぶつけ合い、ナイフを研ぐみたいに磨きあう。それが、おれがGとやっていることだ。彼はビッグで、数字を出すし、範囲が広い。俺はゲームをプレーできていないけれど、マインドセットや俺がコントロールできるものに関しては、アイデアとしてお互いにぶつけていく」
ビルズには取り立てて認識できるような穴がなく、ミラーが加入したことでプレーオフの有力候補になっている。すべてが計画通りに行けば、ビルズが次に磨くのは、スーパーボウルリングに埋まったダイアモンドかもしれない。
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