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11のNFLスタジアムが2026年FIFAワールドカップの舞台に

2022年06月17日(金) 14:36


NFLロゴ【Aaron M. Sprecher via AP】

アトランタ、ヒューストン、マイアミ、フィラデルフィア、シアトル、カンザスシティ(ミズーリ州)がアメリカで2026年FIFAワールドカップの試合を行う11の開催地に新たに選ばれた一方、ボルティモア、シンシナティ、デンバー、ナッシュビル、テネシー、オーランド(フロリダ州)は落選した。

テキサス州アーリントン、ニュージャージー州イーストラザフォード、マサチューセッツ州フォックスボロー、カリフォルニア州イングルウッドとサンタクララは前回アメリカで実施された大会からの継続での開催地となっている。

FIFAは現地16日(木)に初の3カ国共催のワールドカップの開催地を発表しており、メキシコの3都市、カナダの2都市も当時に発表した。

アメリカの開催地に選ばれた中に、1994年ワールドカップで使用された9つのNFLスタジアムは入っていなかった。当時使用された中ではカリフォルニア州パサデナのローズボウル、オーランドのキャンピング・ワールド・スタジアムだけが選考に残っていたが、最終選考で外れている。

1994年に選定された開催地に建てられた新しい5つのスタジアムが今回の舞台に選ばれた。テキサス州ダラスのコットンボウルに代わって建てられたAT&Tスタジアム、パサデナのローズボウルに代わるイングルウッドのSoFiスタジアム、スタンフォード・スタジアムに代わるリーバイス・スタジアムだ。

ニュージャージー州イーストラザフォードのメットライフ・スタジアムとマサチューセッツ州フォックスボローのジレット・スタジアムはそれぞれジャイアンツ・スタジアムとフォックスボロー・スタジアムに代わる新施設となっている。

1994年の開催地だった中からは、オーランドのキャンピング・ワールドが選外。同じく前回大会の会場だったデトロイトエリアのポンティアック・シルバードームは2018年に取り壊しが完了している。ボルティモアのM&Tバンク・スタジアムも選考を外れ、メリーランド州ランドーバーのFedExフィールドは入札を取り下げた。ワシントンのRFKスタジアムも1994年に使用されていた。

1994年に初戦の舞台となったシカゴのソルジャー・フィールドは、FIFA側の経済的な要求を理由に入札を行わなかった。

1970年と1986年の最終戦を実施したメキシコシティのエスタディオ・アステカは3回のワールドカップの開催地となった初めての施設となる。グアダラハラのエスタディオ・アクロンとモンテレーのエスタディオBBVAも今回の開催地に決まった。

カナダではトロントのBMOフィールド、ブリテッシュコロンビア州バンクーバーのBCプレイスが開催地に選ばれた一方、アルバータ州エドモントンのコモンウェルス・スタジアムは選考を外れている。

入札計画では、アメリカでは準々決勝以降の試合を含む60試合、メキシコとカナダではそれぞれ10試合の開催が想定されている。

各ラウンドの開催地については後日発表される。

1992年の開催地発表が記者会見で行われたのとは対照的に、今回の発表はマンハッタンにある『Fox(フォックス)』のスタジオから、テレビショー形式で行われた。


記事提供:『The Associated Press(AP通信)』


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