ベテランセーフティ（S）が東に向かってフィラデルフィア・イーグルスに加入しようとしている。

イーグルスがSジャキスキー・タートと1年契約に合意したと、現地17日（金）に発表した。

サンフランシスコ・49ersで7シーズンを過ごしていたタートは、キャリア8年目にして初めて移籍しようとしている。主にディフェンシブバックの交代要員としてプレーしてきたタートが、プロとしての7年間で全試合に先発出場したのはわずか2シーズンだった。

『Pro Football Focus（プロフットボール・フォーカス／PFF）』によれば、タートは4シーズンで1回ずつインターセプトを決めており、2017年シーズンがキャリア史上最高のシーズンだと位置づけられているという。キャリアの大半で安定感を見せており、2018年から2020年にかけてはPFFの守備グレードで65前後を維持していた。2021年シーズンにキャリアで2番目に低いグレード（57.5）をマークしたタートは、期待を超えるような活躍をまだできていない。

今オフシーズンにフリーエージェント（FA）のコーナーバック（CB）ジェームズ・ブラッドベリーを迎え入れたイーグルスのセカンダリーは、今回新たにタートを手に入れた。タートはブラッドベリーの他にCBダリウス・スレイやSアンソニー・ハリス、CBアボンテ・マドックス、Sマーカス・エップスがいるディフェンシブバックフィールドに加わろうとしている。

期待値が高まっているシーズンに向けて準備を進める中で、タートを獲得したことからも分かるように、イーグルスは2022年シーズンを乗り切るための十分な戦力を確保するために費用を惜しんでいない。

【RA】