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ラムズオフェンスで“確実に成長している”WRロビンソンに感心するQBスタッフォード

2022年06月21日(火) 11:07

ロサンゼルス・ラムズのマシュー・スタッフォード【AP Photo/Jae C. Hong】

ワイドレシーバー(WR)のアレン・ロビンソンは非効率的なシカゴ・ベアーズのオフェンスの中でケガに苦しむという最悪のシーズンを終えたばかりだ。このオフシーズンにスーパーボウルチャンピオンのロサンゼルス・ラムズに移籍したロビンソンは、WRクーパー・カップと並んで重要な役割を担う予定となっている。

高いキャッチ能力をはじめとするロビンソンの身体能力は明らかだが、オフシーズン中のワークアウトでクオーターバック(QB)のマシュー・スタッフォードは、それと同じくらいロビンソンの理解力の鋭敏さに感心したという。

スタッフォードは今月はじめに「彼が俺たちのオフェンスを理解する能力、オフェンスにおける彼の役割にはすごく感心している」とチームの公式サイトで述べている。「彼の理解力はすごい。ミスしたり失敗したりしても、なぜそれをしたのか、こういう風に聞こえたからこう考えたとか、その理由がすごく的確で、俺は“それは素晴らしい考えだ”って思わされた。俺たちのオフェンスで彼は確実に成長している」

長引く肘のケガからのリハビリに励んでいるスタッフォードは、春のセッション中に投球は行っていないため、まだロビンソンとフィールド上で関係を築くことはできていないが、彼らのキャリアのこの段階で精神的なつながりを得られていることは有益と言えよう。

ベアーズとの最終年となった2021年のロビンソンの記録はレシーブ38回、410レシーブヤードとレシーブタッチダウン1回と、複数試合に出場したシーズンとしてはいずれもキャリア最低となる。その前の2シーズンは1試合あたり平均6.3回のキャッチと平均74.9ヤード、合計13回のレシービングタッチダウンをマークして、ロビンソンはリーグ屈指のレシーバーと評されていた。

ラムズは、28歳のロビンソンが調子を取り戻すことに賭けている。

ラムズの攻撃コーディネーター(OC)になったばかりのリアム・コーエンは、「彼が走れるルートはおそらく数年前、あるいは他のレシーバーにやらせていたものよりも、はるかに幅広いと思う」と話している。「彼はクーパーが走れるルートの大半は走れるし、われわれがクーパーに求めているようなオプションルートやチョイスルートもこなせる。彼自身のアンダーニースでプレーする能力が信じられないほど高いからだ」

ラムズは2021年に83.4%のプレーで11人の選手(ランニングバック1人、タイトエンド1人)を起用しており、NFLで最も高い割合となる。スタッフォードの2シーズン目でオフェンスが進化する中、ラムズはロビンソンと3番手レシーバーのWRヴァン・ジェファーソンが大きな役割を担うことを期待している。

【RA】