ペイトリオッツTEグロンコウスキー、QBガロポロが練習制限
2016年09月21日(水) 12:43
ニューイングランド・ペイトリオッツのクオーターバック(QB)トム・ブレイディがジレット・スタジアムに戻ってくるまであと2週間もあり、右肩負傷中のQBジミー・ガロポロがまだ回復段階にある状況となれば、自然と視線は新人QBのジャコビー・ブリセットに集まる。
また、ハムストリングスの負傷により今シーズンまだプレーしていないタイトエンド(TE)のロブ・グロンコウスキーも注目の選手だ。グロンコウスキー、ガロポロ、そしてラインバッカー(LB)のドンタ・ハイタワーは現地20日(火)、フォックスボロでのチーム練習に制限参加。
グロンコウスキーにとってはもちろん励みになることだが、ペイトリオッツQB陣のデプスチャートにとってはさらに大きな意味を持つ。ペイトリオッツはベテランQBを緊急で獲得すると予想されていたものの、現時点では3番手のブリセットがQBを務めている。しかし、制限があるとはいえガロポロが練習に顔を出していることから、ガロポロがブリセットのバックアップとして機能することは可能だろう。そうすればロースターに空きを作るためにプレーヤーを切り捨ててまで他からQBを連れてくる必要はない。
ロースターの話さておき、2016年ドラフトでペイトリオッツから3巡目に指名された瞬間には、まさかここまで早く訪れるとは想像もしていなかったような千載一遇のチャンスを最大限に生かそうと、ブリセットは入念に準備を行っている。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のコートニー・ファロンは、ブリエットが次のように述べていたと『Twitter(ツイッター)』に投稿した。
「いつだって同じ準備をしている。フィールドに出ているのが誰であっても、出ている限り全力でやるだけだ」
ペイトリオッツはすでに2勝をあげているが、本拠地で迎えるヒューストン・テキサンズとの次戦はタフな試合になるだろう。初舞台を踏む新人QBにとってテキサンズのディフェンシブエンド(DE)J.J.ワットやLBジェイデビオン・クロウニーがやりやすい相手であるとは決して言えず、それはブリセットの機動力をもってしても同じこと。グロンコウスキーが復帰すればブリセットにとって心強い相棒となるだろうが、第3週にグロンコウスキーが出場できるかは保証されていない。グロンコウスキーは20日、NFLネットワークのファロンに対して「順調に仕上がってきている。毎日良くなっている」と述べたという。ブリセットはグロンコウスキーの復帰を心待ちにしているだろう。