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2022年のジェッツにとってプレーオフ進出は“現実的な目標”とC.J.モズリー

2022年06月25日(土) 12:55


ニューヨーク・ジェッツのC.J.モズリーとアトランタ・ファルコンズのオラマイド・ザキアス【AP Photo/Ian Walton】

ニューヨーク・ジェッツは2010年シーズン以来、プレーオフに進めておらず、過去8シーズン中6回をAFC東地区最下位で終えている。

この10年間、再建を繰り返してきたギャンググリーンは、ついに危機を脱することができるだろうか?

ラインバッカー(LB)のC.J.モズリーは『AL.com』のマーク・イナビネットに対して「俺は絶対にプレーオフに進出できると思っている。それが毎年の目標なのは確かだけど、それが自分たちのチーム全体とコーチにとってどこか現実的な目標だと思っているんだ」と語った。

ヘッドコーチ(HC)ロバート・サラーの1年目のシーズン、ジェッツは4勝13敗だった。しかし、モズリーの楽観は戦術への慣れから得たチームワークの向上から来るものだ。

「昨年は全員がシステムを学び、お互いに学び合うような状態だった。今年はオフシーズンに入ると、みんなすでにシステムを知っているのが分かるし、プレーブックに関しても昨年より2歩進んでいる。自分たちが何をすべきか分かっていて、みんなが落ち着いていて、あとは外に出てプレーし、戦術を実行するだけだ。だから、みんなが自分たちのしていることに自信を持ってプレーを実行できる。それこそが今年の最大のステップになると思うんだ」とモズリーはコメントした。

すでにシステムを経験したベテランに加えて、ギャンググリーンはドラフト1巡目でコーナーバック(CB)ソース・ガードナー、ワイドレシーバー(WR)ギャレット・ウィルソンとエッジラッシャーのジャーメイン・ジョンソン二世を指名した。若い才能の加入は成長する魅力的な組み合わせをサラーHCに提供することになる。

もちろん、過去にジェッツの強みが枯れてしまうのを見たことはある。

モズリーはボルティモア・レイブンズで過ごした5シーズンで4回のプロボウルを経験した後、当時のアダム・ゲイズHCの下、新時代の再建の一環として2019年にジェッツに加入した。しかし、予定通りにはいかなかった。加入1年目のシーズンをケガで棒に振り、わずか2試合しか出場できなかった。その後、モズリーは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行により、2020年シーズンをオプトアウトしている。

サラーHCの下で復帰した2021年シーズン、ラインバッカーはNFLで4番目に多いタックル168回、サック2回を記録して、違いを生み出す存在であることを示した。

「楽しかった。2年間も休んでいると、いろいろなことが見えてくる。誰もが人間だから、これだけ長い間、休んでいると、いつまでプレーしたいとか、歳を取ることとか、自分の次の選手は誰なのかとか、そういうことがいろいろと頭をよぎる。でも、最終的には自分でここに来てハードワークをしなければならなかったし、このシーズンでそれが報われたよ」と話すモズリーは次のように続けている。

「選手として、リーダーとして、もう一段階ステップアップして約束の地にたどり着けるよう頑張りたい」

AFC東地区の地下に何年も閉じ込められていたジェッツにとっては、メインフロアへの階段を上ることだけでも勝利となるだろう。

【AK】