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イーグルスWRアレンが110メートルハードル3位で2022年世界陸上の出場権を獲得

2022年06月27日(月) 09:52

デボン・アレン【AP Photo/Andy Nelson】

フィラデルフィア・イーグルスのワイドレシーバー(WR)デボン・アレンが2022年世界陸上競技選手権大会に出場することが決定した。

現地26日(日)に行われた米国陸上競技選手権大会の110メートルハードルで、13秒09というタイムを出して3位になったアレンは、7月中旬に行われる世界陸上競技選手権大会に米国代表として出場することが決まっている。

110メートルハードルではダニエル・ロバーツが13秒03というタイムで優勝し、13秒08というタイムを出したトレイ・カニンガムが2位に輝いた。日曜日に行われたアメリカ陸上競技連盟の選手権大会はユージーンにあるオレゴン大学で開催され、各種目の上位3位までの選手が2022年の世界選手権大会への切符を手にしている。

世界選手権大会への道のりの中で、アレンは陸上競技史上3番目に速い12秒84というタイムをたたき出したことを含め、ここ数週間に行われた3大会で優勝を飾った。アメリカ国内で3度チャンピオンになったアレンは、これまでにオリンピックに2度出場を果たしており、2016年リオデジャネイロ大会と2020年東京大会の両方で決勝に進出している。

今オフシーズンにアレンと契約を結んだイーグルスは、彼の燃えるようなスピードがフットボールフィールドにも反映されることを期待しているはずだ。4月にオレゴン大学で行われたプロデーで印象的なパフォーマンスを披露したことにより、イーグルスとの契約をとりつけた27歳のアレンは、最後にフットボールをプレーしてから約6年の時を経てトレーニングキャンプに参加しようとしている。かつてオレゴン大学でプレーしていたアレンは、カレッジ時代の3シーズンでレシーブ54回、921ヤード、タッチダウン8回を記録していた。

フットボールから離れるという決断が吉と出たアレンだが、今夏は完全復帰を果たすためにロースター入りを目指して競うことになる。アレンは世界チャンピオンとしてそれに臨みたいと思っているだろう。アレンは7月15日(金)から24日(日)まで開催される第18回世界陸上競技選手権大会で、母校であるオレゴン大学のトラックで世界の強豪たちと競い合う予定だ。

【RA】