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オーバータイムのコイントスに敗れたことに今も胸を痛めるビルズQBアレン

2022年06月28日(火) 10:27

バッファロー・ビルズのジョシュ・アレン【AP Photo/Ed Zurga】

バッファロー・ビルズがプレーオフのオーバータイムでカンザスシティ・チーフスに喫した敗戦が、今もクオーターバック(QB)ジョシュ・アレンの胸を痛めている。

ワイルドな第4クオーターが終わった後のオーバータイムで、アレンはチーフスのQBパトリック・マホームズによるウイニングドライブをサイドラインで見守った。先日にポッドキャスト『Bussin’ With The Boys(バッシン・ウィズ・ザ・ボーイズ)』に出演したアレンは、試合に負けたこととコイントスと、どちらがより心痛むか聞かれた際に「コイントス」と応じている。

アレンは試合前に『CBS』のクルーから、それまでのロードの試合で自分がコールしたすべてのコイントスに勝っていることを知らされていたという。そのジンクスがあればこそ、痛みはなおさらだ。

『Pro Football Talk(プロフットボール・トーク)』によれば、アレンは「その時点まで、俺はシーズンを通して9勝0敗だったと思う。プロダクションミーティング(試合前の放送スタッフとのミーティング)でそれがジンクスになって、その試合では俺は0勝2敗だった」と話したという。

「彼らがその数字を持ち出したんだ、今9勝0敗だよって。俺はあの試合のコイントスで0勝2敗になった。俺は切り替えて、最初は表にして、最後は裏にした。ころころ変えすぎたんだ」

アレンは329パスヤード、タッチダウン4回、インターセプト0回を記録したほか、ラッシングでも68ヤードをマーク。試合終盤には何度か重要なファーストダウン獲得に成功している。しかし、オーバータイムにはマホームズが疲弊したビルズ守備陣を蹴散らす前に、なすすべもなかった。

アレンがボールに触ることなくドラマチックな試合を終えたことで、ポストシーズンのオーバータイムには両チームがポゼッションを得られるようなルール変更がこのオフシーズンに行われている。

26歳のアレンは「今も皆が俺にそのことを話してくる。人の話題になるようなゲームなんだ。そこに参加していていたことは素晴らしいけれど、負けた側だったのは良くない。人が来て“あれはこれまで見た中で最高のゲームだった”なんて言ってきても全然いい気分はしない。俺たちは負けたんだ」と話した。

戦力のそろったロースターと共に2022年を迎え、アレンとビルズは苦い敗戦の仇討ちに乗り出そうとしている。

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