チャージャーズは「シーズンの最後まで戦えなければならない」とQBハーバート
2022年06月30日(木) 10:27クオーターバック(QB)のジャスティン・ハーバートがロサンゼルス・チャージャーズで迎えた2年目のシーズンに、チームは4勝1敗と好調なスタートを切ったものの、その後はラスベガス・レイダースとの延長戦を落とすなど、レギュラーシーズン最後の4試合で3敗してポストシーズンを逃した。
『SiriusXM NFL Radio(シリウスXM NFLラジオ)』に出演したハーバートはアレックス・マーベスとライアン・リーフに、チャージャーズが強豪ぞろいのAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)西地区を突破してプレーオフに進出するには、2022年にもっと安定した成績を残す必要があると語った。
「とにかく一貫性が大事なんだ」とハーバートは話している。「自分たちが望むフットボールをするためには、シーズンの最後まで戦えなければならない」
チャージャーズはこのオフシーズンにディフェンスを強化しており、トレードでスターエッジラッシャーのカリル・マックを獲得して、突出したコーナーバック(CB)のJ.C.ジャクソンと契約を結んだ。さらに、ラインバッカー(LB)のカイル・バンノイをはじめとするベテラン選手も追加している。チームはドラフトでも1巡目でガード(G)のザイオン・ジョンソンを指名して、ハーバートを守るオフェンシブラインを補強した。
オフシーズンにアップグレードがあったとしても、最後には実行力が問われることをハーバートは承知している。
「ディフェンスにもオフェンスにも何人かの選手を追加して、これまで順調なオフシーズンを過ごしてきたことは間違いない」とハーバートは言う。「だけど、シーズンが始まれば実行することがすべてであり、毎週キレがあること、決して先を見ず、日曜日に自分たちの力を発揮できるよう全力を尽くすことが大切だということを俺たちは分かっている」
ハーバートはチャージャーズでの2年間でフランチャイズクオーターバックにふさわしい活躍を見せてきた。2021年にパスで5,014ヤード(NFL内2位)とタッチダウン38回(同3位)を記録し、最初の2シーズンでそれぞれ30以上のパスタッチダウンをマークした歴代初のQBとなった。
昨シーズンにチャージャーズの足を引っ張ったのはディフェンスだ。NFL内でチャージャーズのオフェンスがヤード数で4位、得点で5位につけた一方で、ディフェンスは相手に許したヤード数で23位、失点で29位に終わっている。ディフェンスに追加されたメンバーが期待に応えることができれば、チャージャーズは2022年に最初から最後まで優勝候補として戦い続けられるだろう。
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