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バッカニアーズでの新しい仕事は“私ならどう思うか”を伝える役目とエリアンス

2022年06月30日(木) 11:54


タンパベイ・バッカニアーズのブルース・エリアンス【AP Photo/Chris O'Meara】

ブルース・エリアンスはこのオフシーズンにタンパベイ・バッカニアーズのヘッドコーチを退き、後任のトッド・ボウルズに道を譲った。しかし、エリアンスは今も一定の形をもたない役割で組織にとどまっている。

アイラ・カウフマンとクラーク・ジャッジのポッドキャスト『Eye Test For Two(アイ・テスト・フォー・トゥー)』に出演したエリアンスは、日々の仕事についてもう少し詳しく話している。

『Joe Bucs Fan(ジョー・バックス・ファン)』によれば、エリアンスは「“どう思う?”に対処していく仕事だ」と話し、こうつけ加えたという。

「皆が私に、私ならどう考えるかを聞いてくる。彼らはきわめて率直な答えが返ってくると分かっているんだ。それがジョー・グレイザーであれ、ジェイソン・リヒトであれ、トッド・ボウルズ、バイロン・レフトウィッチであれな。練習に行って見学し、もっと学び、自分たちが変化していくのを見て、新しいメンバーを見るのは楽しかった。あのドラフトクラスはホームランになりそうだ。キャンプが楽しみだ」

引退会見の際、エリアンスは自分の役職が試合当日にどういった内容を伴うかは分からないとし、レフェリーに向かって大声を上げることはないだろうとジョークを交えて話していた。しかしながら、今週になってエリアンスは日曜日にはブースにいる計画だと明かしている。

「それが私の仕事のいいところだ。ロッカールームに行き、毎日コーチたちの近くにいて、ドラフトにも大きく関わる。関係性というのが、私にとっては常に一番大きかった。新しいチームを築き上げ、新しくやってきた面々を見る。そして、日曜日は上の階に座っているのとは違うかもしれない。もしかしたら、これからもそこにいるレフェリーに大声でぼろくそ言えるかもしれない」とエリアンスはコメントした。

ボウルズが後任となり、トム・ブレイディはまだタンパベイにいる。バッカニアーズはこれからもリズムを保っていくだろう。しかし、チームが再度のスーパーボウル出場を目指す中で、もし必要ならばエリアンスがその知恵を貸してくれるはずだ。

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