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コマンダースとの延長契約は成立すると「確信していた」とWRマクローリン

2022年07月07日(木) 11:28


テリー・マクローリン【AP Photo/John Bazemore】

現地6日(水)、ワイドレシーバー(WR)のテリー・マクローリンはワシントン・コマンダースと3年間の大型契約延長にサインして以来、初めてメディアの前に姿を現した。この契約は、後から考えれば必然だったとも言えるが、成立するまでは組織外の人間にとっては確実なものとは思えなかった。

マクローリン本人はチームを信じ、それを最後まで貫き通した。

「正直、自信があった」とマクローリンは漏らしている。「代理人のバディ(ベイカー)と話したり、(ヘッドコーチ/HCのロン)リベラとの会話から、彼らが俺にここにいてほしいと思っていることは明らかだったし、俺もここにいたいと思っていた 」

リベラHCは記者団に対し、マクローリンの延長契約はコマンダースにとって「優先事項」だったと述べた。

「テリーが残ることで、新しいキャプテンを一人探さずに済んだ」とリベラHCは説明している。「キャプテンの一人が決まるということは、オフェンスだけでなく、チーム全体にとっても非常に重要なことだ」

マクローリンはこうつけ加えている。「決まるまでは分からないものだけど、これが実現する予感は常にあった」

4年目を迎えたマクローリンは、自分の働きに見合った新しい契約を結ぶために、参加必須のミニキャンプを含むオフシーズンのワークアウト期間はずっとチームを離れていた。コマンダースのスター選手はチームメイトがバージニア州アッシュバーンで練習している間、フロリダでトレーニングをしていたと話しており、新しいクオーターバック(QB)のカーソン・ウェンツをはじめ、チームと離れていることに不安を感じていたという。

「すごく変な感じがした。俺は練習を休んだりしない。ケガをしていても出ることがあるくらいだ」とマクローリンは述べている。「練習がどれだけ大事かは分かっている。特にこの時期は、フィールド上だけでなく、ロッカールームで信頼関係を築くことや仲間意識を持つことがいかに重要かを知っている。その分、俺にとってはつらかった。それでも、この世界のビジネスや、そのために何をしなければならないかも理解している」

水曜日の記者会見を終えたマクローリンはここから迅速に方向転換を図る。すぐにでもカリフォルニア行きの飛行機に乗って、6月にできなかったウェンツとのレップスに励むとマクローリンは話している。ウェンツはマクローリンにとって、ワシントンでの4シーズンで9人目のQBとなる。

マクローリンは自分のクオーターバックについてこう語った。

「それぞれのクオーターバックに対する俺の優先順位と考え方は、自分のベストを尽くし、どんな形であれ、彼らを良く見せることだ。何人目のクオーターバックかにこだわったことはないし、良い関係を築いて長い付き合いになるようにしたいとは思っているけど、これまでプレーしてきたすべてのクオーターバックから学ぶことができたし、楽しい時間を過ごすことができたと思っている」

「カーソンの特徴として一つ言えるのは、すごく人柄が良いということ。彼がここに来てから、人としてのつながりがあると感じられる選手だと思った。契約を交渉している間も彼はずっと俺に連絡をくれて気にかけてくれた。俺は練習の様子とかを聞いていたよ。だからこそ、フィールドで早く一緒に練習したい。これでやっと彼とフットボールができて、フィールド上でそのつながりを形にすることができるからだ」

新たなスタートを切るマクローリンは今シーズン、またしても新しいクオーターバックを迎え入れ、スキルポジションにも新しい選手を増やしたコマンダースの中で大きな役割を担うことになるだろう。ルーキーレシーバーのジャハン・ドットソンはマクローリンをはじめ、WRカーティス・サミュエルやタイトエンド(TE)ローガン・トーマスのパスキャッチャーたちとペアを組むことになる。一方、ドットソンと同じく1年目となるランニングバック(RB)のブライアン・ロビンソンJr.は、アントニオ・ギブソン、J.D.マキシック、ジャレット・パターソンを擁する選手層の厚いバックフィルドに加わる。

マクローリンは可もなく不可もないワシントンフランチャイズの数少ないスター選手として最初の3シーズンで活躍を見せ、毎シーズン平均1,000ヤード以上をマークしている。さらに、通算16個のタッチダウンも記録しており、毎年レシーブとヤード数でチームのトップに立っていた。

この先の4年間が保証された今、2022年シーズンの目標を聞かれると、マクローリンはチームを重視する姿勢を見せた。

「プレーオフに進出してスーパーボウルで優勝するチャンスをつかみたい。個人的には、このリーグでトップクラスのレシーバーになれるよう努力し続けたいと思っている。だからと言って、1,500ヤードが必要だ、これとこれを達成しないといけないって考えながらシーズンに臨むつもりはない」

「チームとして最も成功した時にはじめて、個人としても最も成功したと言えると思っている」

【R】