ワイドレシーバー（WR）ステフォン・ディッグスとコーナーバック（CB）トレボン・ディッグスは現在のNFLでトップクラスの兄弟プレーヤーだ。

しかし、これまでのピッツバーグでのワット兄弟（T.J.とデレク）やヘイワード兄弟（キャメロンとコナー）、シアトルでのグリフィン兄弟（シャキールとシャキーム）とは異なり、ディッグス兄弟は同じチームでプレーしたことがない。実際、彼らはNFLのレギュラーシーズンゲームで対戦したことすらない。その日は2023年に、ステフォンが在籍するバッファロー・ビルズがトレボンのダラス・カウボーイズを迎え撃つときにやってくるかもしれない。

2人のオールプロのパスキャッチャー（片方はタッチダウンを狙い、もう片方はインターセプトを狙う）は、いつか同じサイドラインに並ぶときが来るのだろうか？

『Sports Illustrated（スポーツ・イラストレイテッド）』のアレックス・プルウィットとのインタビューの中で、ステフォンはそのアイデアを却下した。

「もうなさそうかな。次の人生でとか、そんな感じ。俺はビルズでキャリアを終えたい。それに、あいつはしばらくの間はどこにもいかないはずさ」

しかしながら、トレボンの方はまだ可能性があると見ているようだ。

「誰にも分からないだろ？　もしかしたらあるかもって思ってる」とカウボーイズのスターは話した。

本人が言う通り、ステフォンが近い将来にバッファローを離れることはなさそうだ。2度のプロボウラーであるステフォンは4年9,600万ドル（約130億5,725万円）の延長契約を3カ月前に結んだばかりであり、この契約によって2028年春までオーチャードパークにとどまることになる。

ダラスとのルーキー契約下に置かれているトレボンは、昨年にリーグトップのインターセプト11回を記録するブレイクアウトのシーズンを送っており、2022年シーズン終了後に契約延長が可能になる。

カウボーイズが急成長中のトレボンと契約を延長するためにできる限りのことをすると考えるのは妥当だ。一方で、ダラスにとどまるよりも兄弟と合流したいという思いが強ければ、トレボンは2023年シーズンに契約が終了した後、北東部への移動を選択することも可能だ。

それまでは、ハイマーク・スタジアムでの兄弟対決を待つとしよう。

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