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チームへの理解度が高まり、昨年以上の成果を出せると確信するラムズQBスタッフォード

2022年07月10日(日) 10:25


ロサンゼルス・ラムズのマシュー・スタッフォード【AP Photo/Marcio Jose Sanchez】

昨年、ロサンゼルス・ラムズの一員として挑む初シーズンを前にして、クオーターバック(QB)マシュー・スタッフォードには非常に大きな期待が寄せられていた。

タッチダウン41回を記録し、チームをスーパーボウル優勝に導いたスタッフォードは、期待に応えるどころかそれ以上の活躍を見せている。

連覇を目指す中で、スタッフォードはチームに慣れてきたこともあって昨年よりもさらに前進できると考えているようだ。また、その快適さゆえに、連続優勝の野望はより現実的なものとなっていると確信している。

チームの記者であるステュー・ジャクソンによると、スタッフォードは「昨シーズンのこの時期にこのチームやオフェンスについて知っていたことは、今知っていることや理解していることに比べると、とても少なかったと思う。だから、その事実は昨年以上の成果を出せるっていう大きな自信を与えてくれる」と語ったという。

スタッフォードは前述のタッチダウン(41回)のほか、パスヤード(4,886ヤード)とパス成功率(67.2%)でもキャリア史上最高レベルの記録を出した。

デトロイト・ライオンズで12年間にわたって先発を務めていたスタッフォードは、確かに、ラムズでのデビューシーズンに多くの期待を集めていたが、それでもNFLの頂点にたどり着く偉業を成し遂げたことは何にも代えがたい。スタッフォードはラムズを戦績12勝5敗、NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)西地区優勝に導き、そして、QBカイラー・マレー率いるアリゾナ・カーディナルスやQBトム・ブレイディ率いるタンパベイ・バッカニアーズ、QBジミー・ガロポロ率いるサンフランシスコ・49ers、最後にQBジョー・バロウ率いるシンシナティ・ベンガルズを退け、プレーオフの勝利をラムズにもたらした。

「昨シーズンから得た最大の教訓は、一筋縄ではいかないってことだと思う」と明かしたスタッフォードは「人は最終的な成果とか、ロンバルディトロフィーを掲げる俺たちを見ているけど、実際は苦労の連続だった」と続けている。

ライオンズで長年苦労してきたスタッフォードが2021年シーズンに新たなチームメイトと共にさらに苦労しただけに、昨年に勝ち取った成功の価値は大きいと言えよう。

ライオンズで過ごした12シーズンの間、スタッフォードはチームを3度ポストシーズン進出に導いたが、そこでは一度も白星を挙げていない。一方、ラムズでの1シーズンでポストシーズンの4試合に出場したスタッフォードは、そのすべてで勝利をもたらした。

ロンバルディへの道のりは険しいが、再びその山頂に到達することにさらなる意欲を燃やしているスタッフォードは「ワクワクしている。一度でもその成功を味わうと、もっと欲しくなるんだ」と話している。

【RA】