クオーターバック（QB）ベイカー・メイフィールドのトレードが一段落し、今度はサンフランシスコ・49ersのQBジミー・ガロポロに何らかの動きがあるのではないかと期待されている。

49ersは今オフシーズンにガロポロと別れることを想定していたが、ガロポロが肩の手術を受けたことで今春に話し合われていたトレードの話はほとんど停止した。

とはいえ、2週間後のトレーニングキャンプに向けて各チームが準備を始める中、トレードの話も再び活発化するだろう。

『NFL Network（NFLネットワーク）』のトム・ペリセロは現地11日（月）朝、NFL内では今月中にガロポロがトレードされるとの予想が続いていると報じた。また、ペリセロはガロポロの代理人であるドン・イーに、ガロポロの状態、肩のリハビリ、最近のトレードのうわさについて尋ねている。

それに対し、「経過は順調で、予定通りだ」と答えたイーは、「次のシーズンに関しては楽観的に見ている。私がマスコミ関係者に彼の将来について話したと主張する報道が週末にあったが、その報道は誤っている」と続けた。

イーが言及したのはダン・シエロによる報道だ。シエロは、ガロポロのトレード先候補としてタンパベイ・バッカニアーズを挙げ、ガロポロがイーのもう1人のクライアントであるQBトム・ブレイディの控えとしてプレーするのではないかと伝えていた。

ガロポロの今季のベースサラリーが保証なしの2,420万ドル（約33億2,242万円）であるにもかかわらず、49ersはガロポロをカットする予定はないと言い張っており、これまでの状況をゆっくりと展開させてきた。トレーニングキャンプが今月末に開始し、各クラブがQBポジションをさらに厳しく評価していく中で、トレード相手が見つかる可能性はある。あるいは、プレシーズンにケガの治療を終えたということもあり、ガロポロは数週間のうちに明確な着陸地点を見つけられるかもしれない。

【RA】