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スティーラーズのホームフィールドに新名称、“アクリシュア・スタジアム”に

2022年07月12日(火) 10:11


アクリシュア・スタジアムに名称変更されるスティーラーズのホームフィールド【AP Photo/Gene J. Puskar】

ピッツバーグ・スティーラーズが現地11日(月)、ホームフィールドの新名称がアクリシュア・スタジアムになることを発表した。ハインツ・フィールドとしての21年がこれで幕を閉じる。今回の命名権の契約は今後15年にわたるものだ。

スティーラーズ社長のアート・ルーニー二世はチームのウェブサイトで「われわれのスタジアムの命名権において“Acrisure(アクリシュア)”と提携することにエキサイトしている」と語った。

「アクリシュアはわれわれのスタジアムを引き続きファンにとって価値ある資産にするとともに、NFLスタジアムの市場価値を維持する機会を提供している。グレッグ・ウィリアムズおよび彼の企業と提携できることに深く感謝し、今後の長く、有益な関係に期待している」

アクリシュアはミシガン州グランドラピッズを本拠とする国際的な保険ブローカーだ。保険や不動産、サイバーサービス、資産管理において、AIを利用したソリューションをクライアントに提供するアクリシュアは、過去8年間で数十億円規模の企業に成長している。

チームによれば、新たなパートナーシップによってスタジアムの設備や景観への投資が行われるという。また、ブランドの認知度を地域および国全域で拡大しつつ、アクリシュアとピッツバーグのコミュニティを結びつける活動も行われるとのことだ。

アクリシュアの共同創設者であり、会長兼CEOのグレッグ・ウィリアムズは次のように話した。

「ピッツバーグ・スティーラーズはアメリカのスポーツにおいてよく知られた存在であり、世界的に認識されているブランドでもある。スティーラーズとの提携はまたとない機会であるとともに、とてつもなく名誉なことだ。アクリシュア・スタジアムを通じて、われわれはアクリシュアがクライアントにもたらすきわめて大きなアドバンテージについての認知度を高め、われわれの強い共同体意識を伝えていく。繰り返しになるが、われわれは記憶に残る最初のシーズンを計画するにあたり、ピッツバーグのコミュニティとより広い地域に投資することを強く望んでいる。このつながりは高い基準を設け、偉業を達成しようと決意している2つの組織の姿を真に具現し、提携させるものだ」

スティーラーズは2001年シーズンの開幕前にスタジアムがオープンしたときから、このホームをハインツ・フィールドと呼んできた。地元の調味料メーカーであるハインツはピッツバーグのコミュミニティにおける有名企業であり、アクリシュア・スタジアムの名称が浸透するには少し時間がかかるだろう。

スティーラーズは2001年からホームで大きな成功を収めており、レギュラーシーズンに122勝45敗2分、プレーオフでは8勝6敗を記録して、2度のスーパーボウル優勝へとつなげている。

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