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ワールドゲームズ決勝でフラッグフットボール女子メキシコ代表がアメリカに勝利

2022年07月16日(土) 12:38


USAフットボール【NFL】

クオーターバック(QB)のヴァニタ・クラウチとフラッグフットボール女子アメリカ代表の金メダルへの挑戦は、銀メダルという結末を迎えた。

メキシコ代表はアラバマ州バーミングハムで現地14日(木)に行われた『The World Games 2022(ザ・ワールド・ゲームズ2022、以下ワールドゲームズ)』の決勝戦で、チャンスを狙ったディフェンスによって素晴らしいスタートを切り、決して後ろを向くことなく、攻守両方で優位に立った。クオーターバックのダイアナ・フローレスと彼女の4つのタッチダウンパスは、アメリカに対する39-6の勝利を際立たせ、この勝利で、メキシコはワールドゲームズ史上初の女子フラッグフットボールの王者となった。

アメリカは最初の2回のポゼッションで8-0とリードされ、試合は衝撃的な幕開けとなった。1回目はメキシコのシオマラ・リオスがクラウチのインターセプトから得点を挙げ、2回目はレベッカ・ランダがクラウチをサックしてセーフティにした。

その後、メキシコはフローレスがレシーバーのシルビア・コントレラスと3本のタッチダウンを決め、優勢に試合を進めた。

メキシコは、クラウチがナディア・ビブスへの短いショベルパスでタッチダウンを決めるよりも先に、39点を獲得した。

大差がついてしまったというのは当然ターニングポイントであったが、そのポイントがアメリカにとってすぐに来てしまった。アメリカは、クラウチのクリスタル・ダニエルズへのタッチダウントスで6-0とリードしたかに見えたが、ペナルティで得点が取り消しになった。その次のプレーで、リオスがインターセプトを決め、この後のアメリカの攻撃はサック、インターセプト、ダウンでのターンオーバーと続き、ほぼすべてのドライブでメキシコがリードした。

メキシコはハーフタイムで27-0とリードし、アメリカが立て直すことはできなかった。

メキシコ代表の相性の良さに対し、アメリカ代表は、オーストリア代表を36-32で下して決勝進出を決めた翌日に、苦戦しているように見えた。

木曜日に行われた3位決定戦では、パナマがオーストリアを40-19で破っている。

USAフットボールによると、16チームが参加するワールドゲームズは、フラッグフットボールが国際的なマルチスポーツイベントの一部となる初めての機会だ。

アメリカのフラッグフットボール代表チームは、このスポーツの国家運営団体であり、アメリカオリンピック・パラリンピック委員会のメンバーであるUSAフットボールによって運営されている。また、すべてのナショナルチームは、国際アメリカンフットボール連盟(IFAF)に加盟している。

『NFL Network(NFLネットワーク)』は、東部標準時7月21日(木)20時より、男女フラッグフットボールの決勝を放送する予定だ。

【AK】