ファルコンズに加入したばかりのDTゴールドマンが引退の意思を表明
2022年07月20日(水) 09:47アトランタ・ファルコンズは新たに獲得した選手を、本人がユニフォームに腕を通すことがないままに失った。
ディフェンシブタックル(DT)エディ・ゴールドマンが引退の意思をチームに伝えたことを、ファルコンズが明らかにしている。
ゴールドマンがファルコンズとの1年契約に合意し、サインを交わしてから2週間もたっていない。新リーグイヤー開始前にシカゴ・ベアーズからリリースされた28歳のゴールドマンは、長く続いたフリーエージェント期間を経てファルコンズに加わるとの決断を下していた。
7年のキャリア(2020年シーズンは新型コロナウイルス感染症の流行を踏まえてオプトアプトしたため、実質6年)のすべてをベアーズで過ごしてきたゴールドマンは、アトランタで新章を迎えるはずだった。しかし、トレーニングキャンプが近づく中で、ゴールドマンは29歳の誕生日を間近に、引退の道を選んでいる。
2015年ドラフトの全体39位で指名されたゴールドマンはベアーズでのキャリアを強力な形でスタートし、ルーキーシーズンにサック4.5回を記録。最初の3年間にサック8.5回、タックル84回(フォーロス10回)、ファンブルリカバリー1回をマークしており、これらのパフォーマンスはベアーズジェネラルマネジャー(GM)ライアン・ペースが4年4,200万ドル(約58億0,875万円)の契約延長に踏み切るに十分だった。
この昇給に実績をもって応えたゴールドマンはキャリアベストのシーズンを過ごし、『Pro Football Focus(プロフットボール・フォーカス/PFF)』の守備総合グレードで87.9をマーク。2020年シーズンはCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)の影響でオプトアウトし、再び戻ってきた2021年には苦戦を強いられた。出場した14試合中、先発は10試合にとどまり、PFFのグレードはこれまでの記録を大幅に下回るキャリアワーストの数字に低迷している。
2021年シーズン終了後にペースGMは解雇され、新首脳陣は契約を1年残してゴールドマンと別れるべきときだと判断した。今はファルコンズの人事担当上級役員になったペースを追ってアトランタにやってきたゴールドマンだったが、火曜日にキャリアを継続しないことを決断している。
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