サンフランシスコ・49ersのクオーターバック（QB）ジミー・ガロポロが8月中旬までに完全回復する見込みだと『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートが現地19日（火）に報じた。

ガロポロはここ数日の間に手術の執刀医だったニール・エラトラシュ医師の診察を受けており、肩の状態は順調に進展しているという。ラポポートはさらに、完全な復帰許可が下りれば、ガロポロは範囲に制限のないスローができる見込みであるとも伝えている。

ガロポロは49ersがダラス・カウボーイズに勝利したNFC（ナショナル・フットボール・カンファレンス）戦で負傷した。ケガによって手術とリハビリが必要になった影響で、参加必須のミニキャンプは不参加になることが予想されていた。オフシーズンの大部分で投球できなかったことが、ガロポロをトレードするというチームの計画にも影響を与えている。49ersは2021年ドラフト1巡目で指名したQBトレイ・ランスをチームのけん引役として前に進んでいこうとしている。

NFLネットワークのトム・ペリセロは先週、ガロポロについては7月末までにトレードされる見込みがまだあると報道。ガロポロのケガの回復状況が、今後のトレードの期待値をさらに高めている。49ersはガロポロの健康状況に”感激している”と伝えられているが、ラポポートが指摘するように、完全に回復してプレー準備が整うまでは、ガロポロの行く先についてのニュースはないだろう。

サンフランシスコの動きはゆっくりとしたものになっている。ガロポロの報酬としては保証なしの2,420万ドル（約33億4,238万円）が予定されているものの、49ersはたとえワイドレシーバー（WR）ディーボ・サミュエルやディフェンシブエンド（DE）ニック・ボサの大型延長契約が控えていようとも、ジミーGをカットする計画はないことを周知している。

トレードパートナーのマーケットについてはいささか乾燥気味だ。しかし、トレーニングキャンプが本格化する中で負傷が発生すれば、チームをスーパーボウルに導いたことのあるクオーターバックのためのロースタースポットは必ず見つかるだろう。ガロポロがスーパーボウルの舞台に立ったのは、3シーズン前のことだ。

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