3年連続のノミネートを経て、デンバー・ブロンコスが2022年スポーツ人道チーム賞に輝いた。『ESPN』が現地19日（火）に発表している。

ブロンコスの地域開発部門副社長であるアリー・エンゲルケンはチームのプレスリリースで「ESPNのスポーツ人道賞のファイナリスとして認められただけで、とてつもない功績であり、勝者に選ばれたことは信じられないほどの名誉です」と述べた。

「私たちのコミュニティにおける差し迫ったニーズに応え、自分たちが実行する長期的な戦略プログラムを深めていくことの頂点にあるのがこの賞です。2020年／2021年シーズンに真にインパクトを与える業績を挙げられたのは幸運でした。今後に向けて、そこを礎としていくことを私たちは願っています」

2017年のサンフランシスコ・49ersに次いで、ブロンコスはNFLでこの賞を受ける2番目のチームとなった。

3回以上この賞にノミネートされたチームは、ブロンコスを含めて3つある。ブロンコスがノミネートされた2020年と2021年はそれぞれMLBのロサンゼルス・ドジャースとWNBAのアトランタ・ドリームがこの賞に選ばれた。

今回の最終候補に残っていたのはNBAのマイアミ・ヒートとNHLのピッツバーグ・ペンギンズ、WNBAのシアトル・ストームだった。

受賞に至った取り組みの中で目立っているのは、ブロンコスの選手たちが745の異なる活動を通して900時間のボランティア活動を行った点だ。ブロンコスは”Inspire Change（インスパイア・チェンジ）”のプログラムや取り組みに27万5,000ドル（約3,798万円）以上を寄付したほか、チームによれば、”Boys & Girls Clubs of America（ボーイズ・アンド・ガールズ・クラブ・オブ・アメリカ）”の地元支部に全額出資しているプロスポーツチームはブロンコスだけだという。

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