いずれNFLのサイドラインに戻ることもあり得るとショーン・ペイトン
2022年07月20日(水) 13:332022年シーズンがやってきたとき、ショーン・ペイトンはその時こそニューオーリンズ・セインツのヘッドコーチ(HC)の役目を退くときだと分かっていた。
ペイトンは多くのことを成し遂げてきた。NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップゲーム出場3回、NFCタイトル1回、輝かしいスーパーボウル優勝が1回。しかし、58歳のペイトンにはフットボールから身を引く構えができていた。少なくとも、当面の間は。
早くも2023年には、その状況が変わるかもしれない。
『USA Today Sports(USAトゥデイ・スポーツ)』によれば、ペイトンは「結局、自分が戻ると思うか? もちろんだ」と語ったという。
「そのクラブがどこになるかは、予測しようがない。たいていは、毎年6つくらいの空きがあるものだ。どこかにちょうどいい空きがあれば、最終的にはいくつかの要素によって決まるだろう」
その要素には当然、その空席の魅力度やタイミング、個人的な好みといったものが含まれる。また、ペイトンは自分を雇おうとするチームに、2024年まで自分を雇用する権利を有しているセインツとの補償契約を結ぶよう説得する必要もあるだろう。
後者は必ずしも難しくはない。ペイトンをサイドラインに引き戻そうとするオーナーの意図次第だろう。しかし、ペイトンはしばらくの間、もっと楽な仕事をする予定だ。2022年は『FOX(フォックス)』のNFL番組に携わることになっている。
「FOXやそのクルーと一緒に働くことに、とてもエキサイトしている。素晴らしい経験になるだろう。向こう側でかかわることを楽しみにしている」とペイトンは話した。
向こう側の方がぜいたくな世界に見える。しかし、自分の未来についてのペイトンの話しぶりからは、その仕事に長くかかわるわけではなさそうだ。スタジオや放送ブースを離れてサイドラインで新たな仕事につくコーチは珍しくない。昨年、アーバン・マイヤーはFOXのカレッジフットボールの放送を離れてNFLのコーチに就任。ただし、この仕事は短命に終わっている。
ペイトンのサイドライン復帰は決して可能性が低いわけではないようだ。いつ、どうやって復帰を果たすかについては、今のところ見えていない。
「そのときが来たら対応する」とペイトンは述べている。
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