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ジャイアンツが2022年の2試合でブルーのスローバックユニフォームを使用

2022年07月21日(木) 08:49

ニューヨーク・ジャイアンツ【NFL】

ニューヨーク・ジャイアンツが時間を1987年まで巻き戻している。

ジャイアンツは当時のブルーのユニフォームを復活させ、シーズン第4週のシカゴ・ベアーズ戦とシーズン第13週のワシントン・コマンダース戦の2つの“レガシーゲーム”で使用することを発表した。

「ジャイアンツが今季にクラシックなブルーのユニフォームとヘルメットに立ち返る」

レッドとホワイトのラインが入ったブルーのジャージーをよみがえらせるのは、ラインバッカー(LB)ローレンス・テイラーやクオーターバック(QB)フィル・シムズといったスターたちによって2度のスーパーボウル優勝(第21回、第25回)を果たした1980年代と1990年代の思い出を呼び起こすことを意図している。今回の発表の映像にはテイラーが出演し、スローバックジャージーをランニングバック(RB)セイクワン・バークリーに手渡していた。

「レガシーは時を超える。クラシックなブルーのユニフォームが復活」

ジャイアンツは2つのレガシーゲームで懐古的な外観にこだわり、メットライフ・スタジアムのエンドゾーンに第21回スーパーボウル風のアートを施すとともに、ウオールに当時のブランドをペイントする予定だ。

ジャイアンツ社長のジョン・マーラはチームがリリースした声明の中で「この時代はジャイアンツファンの心の中で今でも特別な場所を占めている」と語った。

「当時のわれわれのチームには伝説的な選手がいて、彼らはフランチャイズ史でも最高の選手たちだった。これらのユニフォームはわれわれに、あの頃に何を成し遂げたかを思い出させてくれる。あのユニフォームを再び使用することにワクワクしている」

2022年に新しいユニフォームやヘルメットを導入するチームは多く、ジャイアンツはその最新のメンバーとなった。ワンシェルルールを撤廃したことで、各クラブはチームの装いにファン大望のバリエーションを取り入れられるようになっている。ジャイアンツはワンシェルルールがなくなるのを待つことで歴史的な正確性を実現。今回のスローバックユニフォームでは、ネイビーのヘルメットの中央に1本のレッドのストライプが入り、両サイドにトレードマークの“GIATNS”のロゴが入っている。

これまでにジャイアンツは当時のディテールを一部取り入れており、1980年代と1990年代のアウェーのユニフォームであるホワイトに現在のカラーのヘルメットを組み合わせ、鮮やかで見た目に心地よいコンビネーションは特にナイトゲームで目立っていた。今回は完全なスローバックとなり、ジャイアンツファンを喜ばせるだろう。

ジャイアンツの最高商務責任者であるピート・グエリは「このユニフォームはジャイアンツの歴史の重要な部分を表すものであり、ファンからはこれをもう一度使用しないのかという質問をよく頂いていた。われわれはこのユニフォームのプロセスを2年前にNFLとスタートさせており、今季に2試合で実現することに興奮している。これらのレガシーゲームはジャイアンツファンを世代を超えて結びつけるだろう」と話している。

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