新契約を求めるTEウォーラーとLBペリーマンがレイダースのキャンプに集合
2022年07月21日(木) 11:27ラスベガス・レイダースが正式にトレーニングキャンプを開始し、ベテラン勢がチーム施設に集合している現地20日(水)、報酬アップを求める2人のプロボウラーもそこに姿を現している。
水曜日、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが情報筋の話を元に、レイダースのタイトエンド(TE)ダレン・ウォーラーとラインバッカー(LB)デンゼル・ペリーマンが新契約を求めていると“NFL NOW(NFLナウ)”で報じた。
ウォーラーとレイダースは新契約についてこれまでにも話し合いを行っており、水曜日にチーム施設に集合したのは明らかに良い兆候だとラポポートはつけ加えている。
ウォーラーは2019年に4年2,980万ドル(約41億2,217万円)の延長契約をレイダースと結んで以来、その契約を超えるプレーを見せてきた。NFLで最も優れたパスキャッチングTEの一人と見なされるウォーラーは、過去3シーズンにポジション内におけるキャッチ回数とレシービングヤードでトラビス・ケルシー(カンザスシティ・チーフス)に次ぐ2位につけている。相手ディフェンス陣にとって悪夢のようなマッチアップ相手であるウォーラーは、クオーターバック(QB)デレック・カーと素晴らしい連携を築き、チーム内での価値をさらに上げてきた。
これまでにワイドレシーバー(WR)デイバント・アダムスやWRハンター・レンフローといったレイダースの主要選手が大型契約を結んでいる。報酬アップを求めている最新の選手であるウォーラーは、公の場で自分の契約状況は適切に進められていると話していた。ラポポートによれば、29歳のウォーラーは最近、新たなエージェントであるダマリアス・ビルボ(『Klutch Sports/クラッチ・スポーツ』)と契約したとのことだ。
一方、ペリーマンは2021年にレイダースでの初年度を成功裏に終えている。チームトップかつキャリアハイのタックル154回をマークしたペリーマンは、初めてプロボウルに選出された。7年目のベテランであるペリーマンは昨シーズンのトレーニングキャンプ中にカロライナ・パンサーズとのトレードでレイダースに加入。そのわずか数カ月前、パンサーズはペリーマンとの2年契約にサインしていた。
ペリーマンはウォーラーと同様、水曜日にキャンプ地にやってくることでホールドアウトの状況を回避した。とは言え、契約について詳しく語ろうとはしていない。
ペリーマンはほほ笑みながら「いずれできるって分かっていた」と話している。
「その質問に答えようか。俺のエージェントのロン・バトラーがやってくれている。俺はフットボールがしたいだけ。それだけなんだ。俺は待っていた。だから気がかりなんだ。俺はただ待っていた」
レイダースが新ヘッドコーチ(HC)ジョシュ・マクダニエルズと新時代をひらこうとしている今、注意力を削ぐ可能性がある要素は排除するのが賢明だ。才能あるロースターは予想外のプレーオフ進出という形で嵐のような2021年を乗り切った。ウォーラーとペリーマンがその成功の中心にいたことには、何の疑いもない。
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