QBカイラー・マレーとカーディナルスが2028年までの契約延長に合意
2022年07月22日(金) 08:49アリゾナの、そして世界のNFLファンに告ぐ。カーディナルスの亀裂はもうふさがった。
クオーターバック(QB)カイラー・マレーが願いを叶え、アリゾナ・カーディナルスはチームのQBをこれから数年にわたって確保することができた。マレーとカーディナルスが1億6,000万ドル(約219億4,328万円)の保証を含む5年2億3,050万ドル(約316億1,204万円)の契約延長に合意している。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロが現地21日(木)に報じた。
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— Arizona Cardinals (@AZCardinals) July 21, 2022
「カイラー・マレーの契約延長をお知らせ!」
契約はマレーが31歳でプレーする2028年シーズン末までのもの。今回の合意でカーディナルスのクオーターバックポジションにかかっていた暗雲は消えており、これから十分なパフォーマンスを見せれば、マレーは再び大型契約を結ぶことができるだろう。
公になっていたチームとマレーの行き違いは、最終的にマレーに良い結果をもたらす形で決着した。自身のソーシャルメディアアカウントからカーディナルスに関連する投稿をすべて削除するという行為で注目を集めてから数カ月、マレーは年額(4,610万ドル/約63億1,966万円)でNFLで2番目に高い報酬を受ける選手となった。
投稿を削除してからの一連の騒動からは、両者の溝を埋めるにはしばらくの時間がかかりそうに見えた。しかし、マレーは6月初めにチーム合同練習(OTA)に参加することでカーディナルスが求めていた成熟度を示している。
マレー側から“誠意を示す”形になったことで、最終的には本人が望む契約につながっている。今度はマレーがその投資に見合う価値を示す番だ。
今回の契約によって、年額4,610万ドルという新たな基準がマーケットにもたらされた。それは他のクオーターバック――ボルティモア・レイブンズのラマー・ジャクソン――の交渉に影響を与えるだろう。クリーブランド・ブラウンズのデショーン・ワトソン(5年2億3,000万ドル/約315億2,909万円)とは異なり、マレーの契約は完全保証されているわけではないものの、トータルではワトソンの契約より50万ドル(約6,856万円)多く受け取ることになる。
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