ワークアウトを経てブラウンズが元1巡目指名QBのジョシュ・ローゼンと契約
2022年07月22日(金) 11:11クオーターバック(QB)ジョシュ・ローゼンが新しいホームを見つけた。少なくとも、トレーニングキャンプの間は。
ローゼンがクリーブランド・ブラウンズと1年契約を結んだと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとジェームズ・パーマーが伝えている。
ブラウンズQBデショーン・ワトソンが今季に出場停止処分を受けるのか、受けるとしてそれがどれほどの期間になるのかは不明であり、ブラウンズはトレーニングキャンプ前にクオーターバックルームに保険をかけるべく、ローゼンをチームに加えている。マッサージセッション中の性的暴行および不品行によって複数の女性から民事訴訟を起こされているワトソンには、個人行動規範の違反の有無について独自調査を行っているNFLから懲罰を科される可能性がある。
ローゼンとの契約によって、ブラウンズは少なくともキャンプの間で、必要としているクオーターバックの腕を確保できることになる。今回の契約についての一つの解釈がそれだが、別の見方をすれば、ブラウンズはジャコビー・ブリセットの次に控えるバックアップとしてローゼンを迎えたとも考えられる。ブリセットは2022年のブラウンズでワトソンの次に先発が想定されているクオーターバックだ。
ワトソンがシーズンの半分以上におよぶ出場停止処分を科されることがあれば、ブリセットがシーズンの大部分でセンターの後ろに立つことになる。その期間、ブラウンズはブリセットのバックアップとしてさらに2人のQBを必要とするだろう。1人がローゼンであり、もう1人このオフシーズンに契約したQBとしてジョシュア・ドブスがいる。
ローゼンはトレーニングキャンプをフルに使ってブラウンズのオフェンスを学びつつ、ドブスとバックアップの役割を争うチャンスを手にしている。
2018年のドラフト全体10位で指名されたローゼンは、同じ年の全体1位指名選手だったQBベイカー・メイフィールドがトレードによってクリーブランドからカロライナへ去った1週間後にブラウンズと契約を結んだ。ローゼンは過去4シーズンの大部分で、リーグ中をめぐっている。最初に加入したアリゾナ・カーディナルスは、QBカイラー・マレーを取ってローゼンをリリースした。マイアミ・ドルフィンズにたどり着いたローゼンはその後サンフランシスコ・49ersに移り、2021年のプレシーズンにシーズン絶望の膝のケガを負ったAJ・マカロンの代役としてアトランタ・ファルコンズと契約している。
木曜日にはマカロンとローゼンの両名がクリーブランドでワークアウトを行った。ブラウンズが選んだのはローゼンであり、カリフォルニア大学ロサンゼルス校のスターだったローゼンは、NFLのロースタースポットを手にするだけの価値があることを証明しようとしている。
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