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トレーニングキャンプ開始を前にレイブンズがRBドビンズ&エドワーズほか6名をPUPリストに登録

2022年07月23日(土) 07:37


ボルティモア・レイブンズのJ.K.ドビンズ【AP Photo/Nick Wass】

ボルティモア・レイブンズにとって故障者が相次いだ2021年は悲惨なシーズンとなったが、現地22日(金)に明かされたロースターの動きはその記録と言えよう。

レイブンズは来週26日(火)に始まるトレーニングキャンプを前に、6名――レフトタックル(LT)ロニー・スタンリー(足首)、ランニングバック(RB)J.K.ドビンズ(膝)とガス・エドワーズ(膝)、コーナーバック(CB)マーカス・ピータース(膝)、アウトサイドラインバッカー(OLB)タイウス・ボウザー(アキレス)、セーフティ(S)アーダリウス・ワシントン(足)――を身体的理由によりパフォーマンス不可(PUP)リストに記載した。

キャンプ前にPUPリスト入りした選手はどのタイミングでも解除できる。

ドビンズとエドワーズの2人はシーズン開幕前にACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を断裂して欠場を余儀なくされており、レイブンズのランゲームに大きな影響を与えていた。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは月曜日、ドビンズがレイブンズのシーズン初戦に間に合うかどうか現時点では分からないと報道。ドビンズ自身がソーシャルメディアを通じて激しく反発したものの、ドビンズのシーズン開幕が遅れるかどうかはさておき、膝の治療を続けながらサイドラインでトレーニングキャンプをスタートさせることになる。

ドビンズもエドワーズも不在だった昨シーズン、スタンリーもまた、2020年に10試合を欠場することになった足首の負傷に関連して追加の手術が必要になったことから、わずか1試合の出場のみでシーズン終了を余儀なくされた。

このトリオがPUPリスト入りしたことは少なくともオフェンスの展望に影を落とすとはいえ、まったくの予想外ということでもない。

ディフェンスも先発組のピータースとボウザーの復帰が待たれている。

ピータースはドビンズやエドワーズと同じくACLを痛めてシーズンを棒に振ってしまい、ボウザーはアキレス腱の手術から回復中だ。2021年シーズンのボウザーは17試合すべてに先発出場し、タックル59回、サック7回を記録している。負傷したのはシーズン第17週だ。

ルーキーだった昨季に3試合に出場したワシントンは足を骨折。

レイブンズの故障者状況を警戒するのはまだ早いが、少なくとも22日の動きは2021年シーズンの苦難を思い起こさせる。

【C】