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ラムズがプラン変更、CBラムジーはPUPリスト外でキャンプ開始

2022年07月25日(月) 15:03


ロサンゼルス・ラムズのジャレン・ラムジー【AP Photo/Kelvin Kuo】

ロサンゼルス・ラムズのベテラン勢とルーキーたちは現地23日(土)にトレーニングキャンプに集合したばかりだが、早速これまでに想定されていたのとは違う状況が生じている。

チームは当初、6月に受けた肩の手術から回復中であるスターコーナーバック(CB)ジャレン・ラムジーがPUP(故障者)リスト上でキャンプをスタートすると見ていたが、ヘッドコーチ(HC)のショーン・マクベイは現地24日(日)、チームドクターが限定的な形での練習参加許可をラムジーに与えたと明かしている。

マクベイHCは「結果として、われわれはラムジーをPUPに置かなかった。ドクターが制限をつける形で彼に許可を出している。それによって、彼は多くのジョグスルーや知識関連の作業に参加できるようになっている。また、ここでチームメイトたちと一緒にいて、われわれが彼に求めるさまざまなことができるし、彼もそのことに良い感触を持っている。われわれも、そのことには良い感触がある。だからこそ、それがわれわれのフットボールチームにとってベストだと思う。そういう理由で、われわれは彼についてその方向に転換した」と述べている。

ラムジーは2019年シーズン半ばにジャクソンビル・ジャガーズからトレードされて以来、屈強なラムズ守備陣の主要選手として活躍してきた。ラムズでインターセプト6回、パスディフェンス29回を記録し、ロサンゼルスで過ごした2回のフルシーズンの両方でオールプロのファーストチームに選出されている。

たとえウオークスルーなどの活動にとどまるとしても、早い段階でラムジーが復帰することは、タイトル防衛に向けて動き出すラムズにとって大きな意味を持つだろう。

「彼のような技量の選手がいることは幸運だし、下半身の動きには問題がないため、われわれにとって上半身のケガだったことは本当に幸運だった」と話すマクベイHCは次のように続けた。

「われわれがそういったアプローチを取ることを可能にする、ユニークなパラメーターがあったということだ。われわれはジャレンにさまざまなことを求めている。異なったコミュニケーションが必要になっている。彼はそのことに問題を感じていないし、ラヒーム(モリス/守備コーディネーター)や守備のコーチたちについてもそうで、われわれはそういった形で進んでいる。1日ずつ進んでいき、彼には毎日、その時のプランを立てていく」

ラムジーに手術からのリハビリを続けつつ2022年のチームのDNAに溶け込む機会を与えるというのが今のプランだ。長期的には、再びチャンピオンシップで勝てるチームを築くことが目標とされている。

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