ベアーズLBスミスが希望に沿う契約を求めてホールドアウトの意向
2022年07月26日(火) 10:07たとえこれまで見過ごされていたとしても、ラインバッカー(LB)ロクアン・スミスは輝かしいキャリアを送ってきた。
そして、スミスはそれに見合うだけの契約を求めている。シカゴ・ベアーズからはまだそういったオファーはなく、スミスはベテラン勢が集合する現地26日(火)にもトレーニングキャンプには参加しないと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが月曜日に伝えた。ラポポートによると、スミスはまだ“リモートで検討する”オファーを受け取っておらず、フィールドに出る前により真剣な提案を待つ見込みだという。
スミスはルーキー契約の最終年に973万5,000ドル(約13億2,702万円)を受け取る予定であり、キャンプを欠席すると罰金の対象になる。
いまだプロボウルに選出されたことはないものの、スミスは2年連続でオールプロに選ばれてきた。試合をつぶさに観察する者――オールプロの投票権がある報道陣――は、スミスの能力と実績を認識しているものの、『Pro Football Focus(プロフットボール・フォーカス)』の評価は厳しく、スミスの単一シーズン最高グレードは67.2となっている。また、プロボウルの投票でもスミスへの称賛が少なく、ファンベースは別のラインバッカーに注目する傾向がある。
NFLにおけるスミスの評価には隔たりがあり、それがオファーされる報酬と市場価値との差を説明するのかもしれない。しかし、スミスの出す数字については十分に議論されていない。
ジョージア大学の名選手だったスミスは、毎シーズン12試合以上に出場し、過去2シーズンにはすべての試合に登場していた。これまでプレーしてきた各シーズンにインターセプト1回以上、タックル101回以上を記録し、2015年から2021年の間にサック14回をマークしている。
ベアーズはスミスの在籍中に、プレーオフの最後の枠を争うチームから再建中のチームへと後退した。チームの未来を担う主要選手の一人として、そして、新人契約の完了が見えている今、スミスは自分の価値に見合う長期契約にサインする準備を整えている。
それが適切だとベアーズが判断した場合、実際にそういったオファーを出すかはチーム次第だ。スミスはそれまで、自分が持つ最も重要な資産、すなわち身体的な健康状態を守ろうとするだろう。
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