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ベンガルズは2022年に「誰も驚かすことはできない」とテイラーHC

2022年07月26日(火) 12:48


シンシナティ・ベンガルズのヘッドコーチ(HC)ザック・テイラー【AP Photo/Lynne Sladky】

2021年にシンシナティ・ベンガルズは最下位からトップに浮上し、ヘッドコーチ(HC)ザック・テイラー率いるチームはスーパーボウルでロンバルディ・トロフィーを手にするあと一歩のところにまで迫った。

テイラーHCがヘッドコーチとなった最初の2シーズンでベンガルズはAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)北地区で最下位に終わったが、昨シーズンは10勝7敗で第56回スーパーボウルに出場している。今週にトレーニングキャンプが始まる中、テイラーHCはチーム公式サイトのジェフ・ホブソンに、今シーズンはチームが不意打ちをかけることはできないのは分かっていると話した。

「もう誰も驚かすことはできないのは分かっている」とテイラーHCは述べている。「他のチームがどう思っているかは知らない。われわれが彼らを驚かせたかどうかは分からないけど、シーズン第1週の動画を見て、いいチームだと分かってもらえたはずだ。でも、今年はわれわれがどんなチームになれるのか、周りはもっと意識していると思うし、それを証明しなければならないのは間違いない」

「自分たちの期待に応え、水準を上げ続けるために、まだまだやるべきことはたくさんある。前の年の実績に頼るわけにはいかない。第1週のピッツバーグ・スティーラーズ戦に間に合うように、この45日間でやらなければならないことは山ほどある」

昨年、ベンガルズが31シーズンぶりにプレーオフで勝利を挙げたのは有名な話だ。しかし、それを繰り返すことは、言うは易く行うは難し。スーパーボウルで敗れ、翌シーズンに再び出場することができた最後のチームは、2018年のニューイングランド・ペイトリオッツだ。これまでに大一番で敗れた翌年に再出場を果たしたチームはわずか8チームしかいない。

ベンガルズは、前シーズンに5勝未満を記録しながらスーパーボウルに出場した4番目のチームとなる(スーパーボウルで優勝した唯一のチームは1999年のロサンゼルス・ラムズ)。

クオーターバック(QB)のジョー・バロウやワイドレシーバー(WR)ジャマール・チェイスをはじめとする爆発的なオフェンスを擁するベンガルズには、高い期待が寄せられている。ベンガルズにはAFCの強豪チームの一角を維持する能力があるとNFLが信じているのは確かで、2022年にプライムタイムの試合を5試合(NFL最多タイ、ベンガルズ史上最多)も割り当てることになっている。

ベンガルズは昨年にAFCチャンピオンシップゲームでカンザスシティ・チーフスに21対3の大差をつけられながら勝利するなど、序盤の劣勢から一気に逆転できることを証明した。2022年にテイラーHCは試合の序盤から一貫性をより高めることを望んでいる。

「いつも思い通りに試合を始められたわけではなかった」とテイラーHCは振り返る。「最終的にはいい形で終わることができた。前半の終盤で点を稼ぐことができたが、オフェンス全体にとっての次のステップは、早い段階で得点を挙げて相手を突き放すことだ。最高のフットボールとは、リードしてプレーすること。それは、われわれが確実に改善できる部分だと思っている」

2021年の対戦相手の勝率.536(AFCで最も厳しい)をもとに、ベンガルズは2022年に3番目に厳しいスケジュールを組まれている。レギュラーシーズンの最後の8試合で対戦するのは、いずれも同じディビジョンのチームか2021年にプレーオフ進出を果たしたチームとなる。ベンガルズが再びスーパーボウルを目指すのであれば、これらの試合に勝たなければならない。

トレーニングキャンプの練習が始まり、テイラーHCとベンガルズは心機一転して今シーズンに臨む準備ができているようだ。

「去年がどのように終わったかはみんな分かっている。われわれは新しいシーズンを迎える準備ができている」とテイラーHCは述べた。

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