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バッカニアーズがWRフリオ・ジョーンズと1年契約

2022年07月27日(水) 07:45

フリオ・ジョーンズ【Kevin Terrell via AP】

フリオ・ジョーンズがNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)南地区に戻ってくる。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが現地26日(火)に情報筋の話として伝えたところによると、タンパベイ・バッカニアーズがベテランワイドレシーバー(WR)のジョーンズと1年契約を締結するという。

ジョーンズはアトランタ・ファルコンズで10シーズンにわたって将来の殿堂入りに値するキャリアを積んできた。そのファルコンズの地区ライバルであるタンパベイ・バッカニアーズに加わり、かつて第51回スーパーボウルで驚異的な巻き返しを見せてファルコンズからスーパーボウルリングを奪い取った相手クオーターバック(QB)のトム・ブレイディ(当時はニューイングランド・ペイトリオッツ所属)とタッグを組んでスーパーボウル制覇を目指すことになる。

ブレイディはジョーンズを迎えてバッカニアーズの優れた攻撃力の維持を目指す。ジョーンズが加わるレシーバー陣にはマイク・エバンス、クリス・ゴッドウィン、そして新顔のラッセル・ゲージがいる。ゴッドウィンは2021年シーズン終盤に負ったACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)断裂のケガから復帰に向けてリハビリを続けているが、ジョーンズは一種の補強と言える。バッカニアーズは今オフシーズンに引退を表明したタイトエンド(TE)ロブ・グロンコウスキーを失ってもいる。

テネシー・タイタンズに移籍した2021年のジョーンズはケガに悩まされ、10試合に出場してレシーブはわずか31回にとどまり、434ヤード、1タッチダウンしか記録できていない。タイタンズがプレーオフに進出したことでポストシーズンに復帰を果たしたジョーンズは6回のキャッチと62ヤードをマークしたが、ディビジョナルラウンドでシンシナティ・ベンガルズに敗れている。

すべてのカテゴリにおいてキャリア最低のシーズンとなった昨季からの復調を目指すジョーンズにとってはタンパの異なる状況が有益になるかもしれない。2021年のバッカニアーズは1試合あたりのパスヤード(307.6)がNFLトップ、1試合の平均得点30.1は全体2位だ。加えて、ブレイディは22年目のシーズンにパスヤード(5,316)でNFL首位に立ち、タッチダウンは43回をマークしている。

7度のプロボウラーであり、2度のオールプロであるジョーンズは現役プレーヤーの中で最多レシーブヤード(1万3,330)を誇る。ファルコンズにおいては歴代トップのワイドレシーバーとなっており、今度はタンパでスーパーボウルリングの獲得を目指す。

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