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白血病と診断された新人WRジョン・メッチー三世に演説をさせたテキサンズHCスミス

2022年07月30日(土) 16:50


ヒューストン・テキサンズのジョン・メッチー三世【Aaron M. Sprecher via AP】

ヒューストン・テキサンズは、2022年以降のヘッドコーチ(HC)としてラビー・スミスを選択した。

最初のトレーニングキャンプの開始時に、HCはより重要な戦いを前にした新加入選手にも発言権を与えることが適切であると判断した。

チーム全体への演説でキャンプを開始するのではなく、スミスは自分の代わりにドラフト2巡目指名のジョン・メッチー三世に話をするように頼んだのだ。元アラバマ大学のスター選手は、最近診断された急性前骨髄球性白血病のため今シーズンはプレーできない可能性が高いが、スミスHCは自分よりも彼の言葉が新しいチームメイトに重要だと考えている。

スミスHCは現地29日(金)に「私は通常、最初のミーティングでチームに挨拶することから始める。今年はジョン・メッチーにそれをやらせた。彼の健康状態について多くの質問があったから、私は彼にチームの前で話をさせ、彼が今年何をするのか、そしてそれがわれわれのチームにどのような影響を与えるのかを知らせたんだ」と述べた。

「この件に関して言えることは、家族の一人が深刻な事態と戦っていて、われわれはその一歩一歩に寄り添っていくつもりだということだ。最終的には彼はチームに戻るだろうし、それが待ちきれないよ」

メッチーの白血病は最も治癒しやすい型だが、それでも治療が必要なため、2022年の大半は復帰に近づけないだろう。彼はプロ初のキャンプの準備ではなく、病気と闘うための準備をしているのだ。そして、自分の状態についての疑問を解消するために、スミスはメッチーに、チームメイトに直接話をする機会を与えた。そして、それは彼らを鼓舞することになるかもしれない。

スミスはメッチーの話について「まあ、想像はつくだろう。第一に、彼は深刻な病気と戦っている。チームメイトとして何ができるだろうか。応援の気持ちを示すことはできる。ジョン(・メッチー)がどんな状況にあるのか、選手全員に正確に伝えようとはしたが、彼の話、つまりサポートのためにここにいるが、すぐにはチームに合流できないこと、しかし最終的には合流する、という話を直接聞くのが彼らにとって良いことだと思ったんだ。でも、それがどんな感じだったかは想像がつくだろう」とコメントした。

2022年、テキサンズは他のチームより少し多くの思いを背負ってプレーすることになる。メッチーは、彼らがフィールド上で自分のことを思ってくれていると知りながら、治療を始めることになる。

【AK】