FAのOTデュアン・ブラウンがジェッツを訪問
2022年08月07日(日) 22:33オフェンシブラインを補強したいと考えているニューヨーク・ジェッツがフリーエージェント(FA)のベテラン選手に手を伸ばしている。
プロボウルに選出された経歴を持つオフェンシブタックル(OT)デュアン・ブラウンが現地6日(土)にジェッツを訪問すると、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが報じた。
現在36歳のブラウンは過去5シーズンをシアトル・シーホークスで過ごしており、今も市場に残っているオフェンシブラインマン(OL)の中では最も有力だと見られている。ヒューストン・テキサンズから2008年ドラフト1巡目指名を受けたブラウンは、昨季を含めてこれまでに5回プロボウルに選出されており、2012年にはオールプロのファーストチームにも選ばれた。2021年シーズンはシーホークスで全17試合に先発出場したが、チームはブラウンの代わりに今年のドラフト1巡目で指名したOTチャールズ・クロスを起用している。
ジェッツは7月29日にミドルラインバッカー(MLB)クワン・アレキサンダーと契約したため、ブラウンが加入すれば、短期間で2人の大物ベテラン選手と契約を締結することになる。
ちなみに、ブラウンは7月にロサンゼルス国際空港で荷物の中に銃を隠し持っていた疑いで逮捕された。
ジェッツが8月になって大物のオフェンシブラインマンを追加しようとしている動きは、チームがデプスを強化したいと望んでいることの表れだと言えるが、それは同時に左右のオプション――レフトタックル(LT)ジョージ・ファントとライトタックル(RT)マカイ・ベクトン――に対する信頼に疑問を投げかけることにもなる。キャリアの初期にケガに苦しんでいたベクトンは最近、PUP(故障者)リストから復帰してライトタックルに転向した。
2年目のクオーターバック(QB)ザック・ウィルソンを守ることは2022年の最重要課題となっており、ジェッツはオフェンシブラインの安定性を確保するためにあらゆる手を打っている。
【RA】