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ベアーズWRハリーが練習中にハイアンクルスプレイン、6週間の離脱か

2022年08月08日(月) 15:18

ニキール・ハリー【AP Photo/Steven Senne】

ワイドレシーバー(WR)ニキール・ハリーが先月、シカゴ・ベアーズにトレードされたとき、それはハリーにとっての再出発になると見られていた。しかし今、ハリーは想定外の困難にぶつかっている。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地7日(日)、ハリーが負傷して土曜日の練習を離脱していたと報じた。ラポポートはこの負傷がハイアンクルスプレインだったことを確認したという。レギュラーシーズンの開幕を数週間後に控えている中、このような深刻なケガは新しいオフェンスで再出発を図ろうと考えていたハリーにとっては大きな打撃だろう。

ニューイングランド・ペイトリオッツに正式にトレードを要請してから約1年後の今年7月、ハリーは2024年ドラフト7巡目指名権と引き換えにトレードされた。2019年ドラフト1巡目指名を受けたハリーだが、ペイトリオッツで過ごした3年間では期待されていたほどの活躍を見せられず、オフェンスの中で自分の居場所を見つけることもできなかった。3年間を通してのキャッチ数はわずか57回で、598ヤードという記録にとどまっている。

2022年シーズンからベアーズに入団することになったハリーは、多くの新メンバーが加入してそれぞれがポジション争いに臨んでいるベアーズのWRルームで自分の居場所を見つけたいと考えていた。つい先日、新チームでの初練習を終えた後、ハリーは今回の移籍が“待望の再出発”だと話していたが、ハイアンクルスプレインに見舞われたことを受け、それを実現できるのは当分先になりそうだ。

ハイアンクルスプレインは通常、治るまでに6週間程度かかる。つまり、このタイムラインに従うと、ハリーは少なくともシーズン序盤の2週間を逃すことになるだろう。また、先発としてプレーできることをコーチングスタッフに証明する機会でもあるシーズン開幕前の貴重な練習も欠席を余儀なくされるのは言うまでもない。ラポポートによれば、ハリーは専門医を訪れてケガの最終診断を受ける予定とのこと。ケガの深刻度や、新しいチームでプレーできるようになるまでどれくらいの時間を要するかは、これから分かってくるはずだ。

【RA】