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【2016年第3週】ビルズ、RBマッコイの活躍でシーズン初勝利!

2016年09月26日(月) 11:20

フィールド・ゴールを蹴るバッファロー・ビルズのダン・カーペンター【AP Photo/Bill Wippert】

現地25日(日)に行われたバッファロー・ビルズとアリゾナ・カーディナルスの対戦は、ビルズのランニングバック(RB)ルショーン・マッコイが2度のタッチダウンを奪い、さらにストロングセーフティ(SS)アーロン・ウィリアムスがカーディナルスのフィールドゴールのミスから53ヤードのファンブルリターンタッチダウンを奪うなどして、33対18で今シーズン3試合目にして初勝利を収めている。

試合はカーディナルスが最初の5回の攻撃でファーストダウンを奪えないばかりか、たった2ヤードしか獲得することができず、オフェンス陣が空回り。

第3クオーターの残り2分25秒で、カーディナルスのキッカー(K)のチャンドラー・カタンザーロは32ヤードのフィールドゴールを狙おうとしたが、ロングスナッパー(LS)カメロン・カナデイのスナップが高くなり、ホルダーのパンター(P)ドリュー・バトラーが抑えることができない。そのままルーズボールになり、ボールを奪ったビルズSSウィリアムスがファンブルリターンタッチダウンを決め、30対7でビルズが試合を大きくリード。

第4クオーターに入って30対16と追い上げを見せるカーディナルスはセーフティ(S)のタイラン・マシューが、ビルズQBタイロッド・テイラーからワイドレシーバー(WR)ロバード・ウッズに向けた後ろへのパスをファンブルしたところを奪おうとしたが、2度も失敗しただけでなく、カーディナルス側のサイドラインに出してしまい、折角のチャンスを潰してしまった。

ビルズは次の攻撃でカーディナルスQBカーソン・パーマーが左サイドラインにいたWRジョン・ブラウンに投げたパスをビルズのコーナーバック(CB)スティーブン・ギルモアがインターセプト。このターンオーバーから、ビルズは45ヤードのフィールドゴールをKダン・カーペンターが決め、勝利を確実なものとした。

ビルズQBテイラーは20ヤードのランからタッチダウンを決めただけでなく、合計76ヤードを走り、49ヤードのチーム新記録となるプレーも飛び出している。

RBマッコイは24ヤード、5ヤードのランによるタッチダウンに加え、110ヤードを獲得しており、これは開幕から2試合合計で獲得した117ヤードに匹敵する活躍であった。

また、ビルズのヘッドコーチ(HC)レックス・ライアンが攻撃コーディネーター(OC)グレッグ・ローマンを解雇し、ランニングバックコーチ(RBコーチ)であるアンソニー・リンに代えたことも大きな勝因となっており、開幕から2連敗と批判を受けていたライアンを救う形になった。

さらに、ビルズのディフェンス陣は前週のニューヨーク・ジェッツ戦で493ヤードを許し、31対37で敗戦を喫していたが、この試合では348ヤードに抑えただけでなく、カーディナルスの最後4回のポゼッションで、相手のQBカルソン・パーマーのパスをインターセプトし、CBギルモアも2回のインターセプトを決めるなど大きな改善を見せている。

カーディナルスは前週タンパベイ・バッカニアーズに40対7で勝利を収め、ロードでは5連勝となっていたが、ここでその連勝は途絶えることになってしまった。

カーディナルスRBデイビッド・ジョンソンは、それぞれ4ヤード、22ヤードのランでタッチダウンを奪ったが、勝利には貢献できなかった。QBパーマーも265ヤードを記録したが、内容は50回中26回の成功にとどまり、サックを5回も受けてしまった。