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RBスティーブンソンのパスゲームの成長を評価するペイトリオッツHCベリチック

2022年08月18日(木) 12:28

ニューイングランド・ペイトリオッツのラモンドレ・スティーブンソン【AP Photo/John Bazemore】

ルーキーシーズンの終盤で飛躍したニューイングランド・ペイトリオッツのランニングバック(RB)ラモンドレ・スティーブンソンには、より重要な役割を担うことがすでに見込まれていた。優れたキャッチ力を誇るRBジェームス・ホワイトが引退したことで、2022年にスティーブンソンがボールに触れる機会は一層増えることになるかもしれない。

ヘッドコーチ(HC)のビル・ベリチックは現地16日(火)に、トレーニングキャンプ中にスティーブンソンのパスキャッチのスキルが向上したことを強調した。

「ラモンドレはブリッツのピックアップやプロテクションをはじめ、パスゲームのスキルを向上させるのに本当によくやってくれた」とベリチックHCは『Mass Live(マス・ライブ)』のソフィー・ウェラーに話している。「ルートの走り方に加え、彼はキャッチ力もあり、ボールをキャッチすることに関しては心配したことはない。あとはディフェンスとどう対峙するかや、カバレッジを認識できるか、周りの状況に応じて待つのか、あるいは逆に走り出すのか、その状況を活かしてプレーの選択肢をいかに増やしていくかが重要になる」

スティーブンソンはルーキーシーズンに18回のパスのうち14回をキャッチして123ヤードを稼いでいる。ベリチックHCは、スティーブンソンは経験を積むことでバックフィールドでの自分の役割をより理解できるだろうと話す。

「ランニングバックは臨機応変なプレーの中で最後に頼られる選手になることが多い」とベリチックHCは説明している。「つまり、他の選手がどう走っていようが、ランニングバックはフォローする責任があって、クオーターバックに選択肢があるように適切な場所にいなければならない。そういうことは経験がものを言う」

今シーズンにスティーブンソンはRBデイミアン・ハリスとキャリー数を分け合うことになるだろう。ペイトリオッツがこれまでホワイトが量産してきたパスキャッチを他の選手に担わせなければならない中で、スティーブンソンはより多くの第3ダウンのスナップに参加するかもしれない。RBとワイドレシーバー(WR)の両方をこなすタイ・モンゴメリーやルーキーのRBピエール・ストロングもパスゲームでのレップス数を与えられる可能性が高い。

スティーブンソンのブロッキング能力が向上したことは一つのカギとなる。他のルーキー同様、スティーブンソンもブリッツのピックアップは失敗を繰り返しながら学ぶことになったが、徐々にそのあたりを改善することができ、今シーズンのキャンプでも成長を続けている。

「繰り返しになるが、彼は経験を積むといったことにおいては頑張ってくれている」とベリチックHCは述べた。「去年よりは格段に良くなっている。そして、彼自身もそれがゲームにとって重要であることを理解している。単にボールをキャリーするというだけなく、パスゲーム全体に関わることだ。とにかく、彼はいい仕事をしてくれている」

スティーブンソンがランとパスの両方で武器になれることを証明できれば、2人の選手を均等に起用することで知られるペイトリオッツのバックフィールドで、彼のレップス数が大幅に増えることになるかもしれない。

【R】