ハードノックスで注目のライオンズ新人LBロドリゲスがファーストチームの練習に参加
2022年08月18日(木) 16:26ラインバッカー(LB)マルコム・ロドリゲスが今年のドラフト全体188位でデトロイト・ライオンズから指名されたとき、多くのライオンズファンはおそらく彼についてあまり知らなかっただろう。しかし、彼の気骨あるプレーやデプスチャートを駆け上がってくる様子を踏まえれば、予想よりも早い段階でロドリゲスについてもっと知りたくなるはずだ。
今週の“Hard Knocks: Training Camp with the Detroit Lions(ハード・ノックス:トレーニングキャンプ・ウィズ・デトロイト・ライオンズ)”で注目されていた一人であるロドリゲスが、現地17日(水)に行われたインディアナポリス・コルツとの合同練習でファーストチームのレップスに参加していた。
ラインバッカーはライオンズのロースター上で大きく開かれているポジションの一つだ。
フリーエージェントだったベテランのクリス・ボードとジャラド・デービスがこのオフシーズンにライオンズに加入したものの、合わせて11年のキャリアがある2人よりもロドリゲスの方が注目を集めている。
23歳のロドリゲスがライオンズから指名を受けたのはドラフト6巡目のことだったが、迅速にプレーブックを習得する能力や、プレーを恐るべき正確性で見積もり、即座に実行する力に、トレーニングキャンプで注目が集まっていた。
ラインバッカーコーチのケルビン・シェパードはHard Knocksの中で、ロドリゲスがどれほどチームメイトたちを上回っているかについて指摘してさえいる。
『mlive.com』によれば、シェパードは現地火曜日に放送されたエピソードで「ロドリゲスを見ろ」と話していたという。
「(自主規制音)新人についてこんなことを言うなんて。お前らは私に彼をどう扱ってほしいんだ、彼をファーストに出せと? そうなろうとしているんだよ。ロドリゲス、お前に反感があるわけじゃなく、お前は(自主規制音)一生懸命やっているが、ルーキーなんだ。彼をファーストに出さなくていいように、あらゆることをやっている。そんな(自主規制音)ことを言うのにうんざりだ。彼はお前たち全員がやっているのと同じ(自主規制音)ドリルをやっている」
どうやらシェパードはロドリゲスをファーストチームの守備陣と共にフィールドに出すという脅しを遂行したようだ。その選択によって、ロドリゲスがこのプレシーズンにどれほどうまくやってきたかが立証されたばかりか、先発の役割を勝ち取る現実的な可能性まで出てきた。
練習後、ロドリゲスが「コーチたちが俺に先発させたいなら、俺は先発する」と話したとmlive.comは伝えている。
「別に大げさなことじゃなくて、ただ俺がその役目を担い、そこで声を出すリーダーになるってだけだ」
ロドリゲスが勝ち目のない状態から先発の役割を勝ち取ったことは以前にもある。比較的無名の高校を出たロドリゲスは、2年生のときにオクラホマ州立大学の先発ラインバッカーの座を手に入れた。4年生時の123回を含むタックル400回以上を記録してカレッジキャリアを締めくくったロドリゲスは、大学でのラストゲームとなった2022年フィエスタボウルで最優秀守備選手賞に輝いている。
トレーニングキャンプで見せた印象的なプレーによって、ロドリゲスはすでにライオンズの組織内に自分の名を知らしめており、ヘッドコーチ(HC)ダン・キャンベルから“ロドリゴ”とのニックネームももらった。その名はあっという間に定着し、水曜日に行われたロドリゲスの記者対応時にもファンが叫んでいる。
シーズン第1週にフィラデルフィア・イーグルスと対戦するまで、ライオンズにはあと2回のプレシーズンゲームがある。シーズン開幕時にロドリゲスが先発メンバーと並び立つかは、プレシーズンでの彼のプレーが決めるだろう。ただ、その可能性は日に日に高まっているように見える。
【A】