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ブロンコス元HCのビック・ファンジオがコーディネーター職への復帰に意欲

2022年08月21日(日) 12:45

ビック・ファンジオ【AP Photo/Jack Dempsey】

NFLで30年以上にわたって活躍していたビック・ファンジオが、2022年は休養をとるものの、適切な機会さえあれば将来的に復帰する可能性があると示唆した。

ファンジオは『St. Paul Pioneer Press(セント・ポール・パイオニア・プレス)』のクリス・トマソンに「物事の現状や今後の展開、そして何が空いているのかを見ながら、自分がどこと相性がいいかを確かめるつもりだ。しかし、おそらくコーディネーターとしては、可能性は間違いなくある」と語っている。

デンバー・ブロンコスで3シーズンにわたって指揮を執っていたファンジオは、今年1月に解雇され、初めて手に入れたヘッドコーチ(HC)の職を失った。その間の成績は19勝30敗であり、ブロンコスをプレーオフに進出させたことは一度もない。

それでも、ファンジオが展開したディフェンスは素晴らしかったと言える。5勝11敗という悲惨な結果に終わった2020年シーズン以外は、ファンジオが率いたディフェンスは被得点でトップ10に入っていた。2021年シーズンには、ブロンコス守備陣は被得点で3位、被ヤードで8位となっている。

シカゴ・ベアーズで守備コーディネーター(DC)を務めていた2018年シーズンにNFL年間最優秀アシスタントコーチに選ばれたことがきっかけでブロンコスでの仕事を手に入れたファンジオ。そのファジオがコーディネーターの仕事を引き受けるのに興味を示していることは、現職のヘッドコーチやジェネラルマネジャー(GM)にとって歓迎すべきニュースだろう。

ファンジオは前述のベアーズとブロンコス以外にも、ニューオーリンズ・セインツ、カロライナ・パンサーズ、インディアナポリス・コルツ、ヒューストン・テキサンズ、ボルティモア・レイブンズ、サンフランシスコ・49ersでコーチを務めていた。

守備コーディネーターとラインバッカー(LB)コーチとしての実績は群を抜いているため、ファンジオが復帰する可能性は十分にありそうだ。

【RA】