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PハックのリリースでビルズのルーキーPアライザがパンターの座を獲得

2022年08月23日(火) 12:13

バッファロー・ビルズのマット・アライザ【AP Photo/Adrian Kraus】

「パントの神様」と呼ばれるパンター(P)マット・アライザがベテランのPマット・ハックを抑えてバッファロー・ビルズのパンターの座を獲得し、プロ初勝利を挙げた。

ビルズは現地22日(月)にハックをリリースしたと発表し、アライザがその役割を受け継ぐことになった。チームはワイドレシーバー(WR)兼リターナー(Ret)のタボン・オースティンもカットしている。

ビルズはサンディエゴ州立大学出身のアライザを6巡目の指名で獲得した。このルーキーはプレシーズンの2試合でたった1回しかパントを蹴っていないにもかかわらず、仕事を勝ち取っている。アライザがその唯一の機会で82ヤードのパントを披露したことが大きく影響したようだ。

一方のハックはデンバー・ブロンコスに勝利した土曜日のプレシーズンゲームでビルズのオフェンスがフィールドを縦横無尽に駆け巡る中、パントを1回担当している。

ハックは一年間ビルズで過ごし、『Pro Football Reference(プロ・フットボール・レファレンス)』によれば、2021年に1パント当たり平均42.9ヤードを記録して対象となる36人のパンター中で32位につけていたという。

ビルズがドラフト指名権を使って獲得したこのルーキーを、ハックが抑え込むのは難しいことは分かっていた。アライザが82ヤードの圧巻のパントを蹴った時点で、二人の間のポジション争いは終わったも同然だったと言える。

各チームがロースターを80人に絞り込まなければならない期限となる火曜日を前にビルズがハックをカットしたことにより、2022年も他のチームで仕事を争う機会をこのベテランに与えた。

WRカリル・シャキールなどの若手選手がプレシーズンで活躍するようになり、オースティンはビルズのレシーバールームの中で不要な存在となった。32歳のオースティンはNFLでのキャリアにしがみつくためにチームを渡り歩いてきた。2021年に彼はジャクソンビル・ジャガーズで13試合に出場し、キャッチ24回で213ヤードとタッチダウン1回を記録している。NFLのチームは常にスピードのある選手を求めているとはいえ、オースティンにチャンスが巡ってくるためには数名のケガ人が必要になるかもしれない。

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