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新人WRバークスのプレーに“勇気づけられた”とタイタンズHCブラベル

2022年08月23日(火) 17:25


テネシー・タイタンズのトレイロン・バークス【AP Photo/Mark Zaleski】

テネシー・タイタンズはこの2週間で新人ワイドレシーバー(WR)トレイロン・バークスに大量の出場機会を与えているが、ドラフト1巡目指名を受けたバークスはわずか4回しかターゲットになっておらず、キャッチ1回、4ヤードという記録に終わっている。

現地20日(土)に行われたプレシーズンゲームでタンパベイ・バッカニアーズに勝利した後、ヘッドコーチ(HC)マイク・ブラベルはバークスのターゲット数の少なさは彼の成長ぶりを示すものではないと言及した。

『The Tennessean(ザ・テネシアン)』のベン・アーサーによると、ブラベルHCは「レシーバーに関して私がいつも言おうとしているのは、彼らはボールをもらうタイミングをコントロールできないということだ」と述べたという。「彼らがコントロールできるのはオープンになることだけで、みんなで映像を見直した時に“ここにボールを持っていけたらよかったな”と振り返るのだ。クオーターバック(QB)に“ほら、こいつに投げろ”とは言いたくない。それは私たちが本当に目指したい方向ではない」

先発を務めた新人QBマリク・ウィリスと途中で交代したベテランQBローガン・ウッドサイドは、確かに他の選手の評価に影響を及ぼす。オープンになっていた場面でも、QBがプレッシャーを受けていたり、投げるタイミングを逃したりしたことでバークスはパスを受ける機会を得られなかった。

バークスは土曜日の試合で第4クオーターまで出場し続け、35回のスナップに参加した。

ブラベルHCはバークスについて「しかし、特にフットボールがブロックされようとしていない場面では、本当に勇気づけられた場面があった」と話し、こう続けている。「キャッチアンドランであろうとなかろうと、彼がオープンになっている場面はあったし、逆にもっといいルートを見たかったと思う場面もあった。これからも、試合中のコンディショニングやレシーバーに要求されるあらゆることを改善していくだけだ」

WRのA.J.ブラウンをトレードした際に得たドラフト指名権で選択されたことを考えると、バークスはすでに注目されていた存在だったと言える。しかし、オフシーズンにはぜんそくの症状とコンディショニングで苦労し、遅れをとってしまった。プレシーズンでのターゲット数が少なかったことで、クオーターバック(QB)ライアン・タネヒルとプレーするようになったときに、バークスがどのような役割を果たすのかを把握するのは困難になっている。

ブラベルHCのコメントは良い兆候を示している上に、シーズン序盤で本領を発揮するまでにプレシーズンで出遅れる選手はバークスだけではない。とはいえ、現時点ではバークスがAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)南地区のタイトル防衛を目指すタイタンズにどれほど貢献できるかは誰にも分からない。

【RA】