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ベンガルズSベイツがチームに合流、フラチャイズタグにサイン

2022年08月24日(水) 11:02


シンシナティ・ベンガルズのジェシー・ベイツ三世【AP Photo/Steve Luciano, File】

セーフティ(S)ジェシー・ベイツがシンシナティに戻ってきた。

スターセーフティのベイツが現地23日(火)にシンシナティ・ベンガルズの施設に戻っており、フランチャイズタグにサインする見込みだと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが情報筋の話を元に伝えた。チームは後に、ベイツがテンダーにサインしたこと、ならびに、最大2週間ロースターにカウントされないように、免除/コミッショナー許可リストに登録される予定であることを明かしている。

最初にこのニュースを伝えたのは『Cincinnati Enquirer(シンシナティ・エンクワイヤラー)』のケルシー・コンウェイだった。

日曜日に行われるプレシーズン最終戦を前に、ベンガルズはスーパーボウル王者のロサンゼルス・ラムズを迎えて合同練習をすることになっている。

フランチャイズタグを指定した選手との長期契約期限である7月15日までにチームとの合意に至らなかったベイツは、オフシーズンのすべてを見送り、トレーニングキャンプもほとんど不参加だった。25歳のベイツはテンダーにサインしていなかったため、キャンプ不参加で罰金を科されていはいない。

ベイツはフランチャイズタグによって、2022年に1,291万ドル(約17億6,795万円)を受け取ることになる。

ベンガルズはドラフト1巡目でSダクストン・ヒルを指名しており、ベイツとチームとの交渉は決裂していると伝えられていることから、ベイツはベンガルズでのラストイヤーを送り、3月にフリーエージェンシーでチームを離れる可能性がある。

今回のプロセスを通じて、フランチャイズタグを最初から嫌っていたベイツがいつベンガルズの元に戻るかは不透明だった。シーズン開幕から姿を見せず、契約が停止になる前に戻ってくる可能性もあった。そうなれば、報酬が失われることになる。しかし、ベイツはシーズン開幕まで十分に時間を残した段階で戻ってきた。

ベンガルズがピッツバーグ・スティーラーズを相手にレギュラーシーズンをスタートするまで19日あり、ベイツには体勢を整える時間がある。プレシーズン最終戦の前にラムズが合同練習のためにやってくる中、ベンガルズからいつもどおりのレベルを取り戻すことを求められているスタッドセーフティが今週に大量の作業をこなすことは予測できないものの、ベイツがチームのビルに戻ってきたことはスタッフに好感触を与えているはずだ。

ベイツがチームに合流してテンダーにサインしたことは、奇妙なオフシーズンを過去のものとし、再びスーパーボウルの舞台に戻るための最初の一歩だ。ベイツはベンガルズのポストシーズンでの成功の立役者であり、そのベイツがビルに戻ってきたことで守備陣には弾みがつくばかりだろう。

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