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バックアップ勢とフィールドに残ったドルフィンズTEガシキ、「できる限りのレップスが必要」

2022年08月24日(水) 20:26


マイアミ・ドルフィンズのマイク・ガシキ【Logan Bowles via AP】

マイアミ・ドルフィンズは現地20日(土)に実施されたラスベガス・レイダースとのプレシーズンゲームにクオーターバック(QB)トゥア・タゴヴァイロアや先発メンバーの多くを投入している。第2クオーターになってQBテディ・ブリッジウォーターとバックアップ勢がフィールドに出てきたとき、タイトエンド(TE)マイク・ガシキはまだゲームに残っていた。

フランチャイズタグを指定されたTEが、先発勢が引き上げた後もプレーしているのは驚きの光景だった。しかし、ガシキはヘッドコーチ(HC)であるマイク・マクダニエルのスキームにおける新しいポジションを学ぶ上で、できるだけ多くのレップスを求めていたと話している。

「俺には必要なんだ。できる限りのレップスが必要だ。俺は去年レシーバーをプレーしていたし、これまで3年か4年でレシーバーをプレーしていた。今はタイトエンドをプレーしていて、ライブで経験できるどんなレップスでも、ブロックして、他の奴に向けて手を伸ばし、懸命にブロックしている。正直言って、とにかくフットワークと手の置き方とか、そういうものに取り組んでいる。そこでやれるどんなレップスでも、使えるのさ」

ガシキはキャリア最初の4シーズンでブロッカーとしては認知されてこなかった。そのため、そのガシキがマクダニエルの攻撃陣においてすぐにジョージ・キトルと化すと想定するのは正しくない。問題はコーチがガシキをどうかかわらせるかだ。スタッフは本来のブロッカーとしてはTEダーハム・スマイスの比重を高めるのだろうか?

こういった問題はキャンプやプレシーズンのアクションで解消されていく。しかし、先発勢が引き上げた後、ガシキがバックアップのメンバーと共にとどまり、さらに12回のスナップを必要としていたということは、移行が当初の想定ほど順調に進んでいないことを示唆している。

常に楽観的な姿勢を保つマクダニエルHCは、試合にとどまったガシキの闘争心を称賛している。

「彼は自分が本当に良いと感じられるゲームまで、あと数プレーというところだ。彼がゲームに残った理由がそれで、彼はフラストレーションを抱えていた。一人のコンペティターとして、彼は自分ができなかったプレーを決められると分かっていた。それは異常なことでも、彼がこれまでやってきたこととかけ離れたことでもない」と言うマクダニエルHCはこう続けた。

「彼はただ入念な仕事を続け、ボールが自分の思う方向に進まなかったときや、ヒットを受けてボールでプレーが決められず、相手がもうけたときにフラストレーションを抱えないようにする必要がある。彼がコンペティターであるという事実や、彼がボールにタッチしながらもダウンを決められないことに不満を抱いていることを、われわれ全員がありがたいと思っている。彼が責任感の強い選手としてそこにアプローチする限り、われわれに問題はなく、彼にも問題はなく、われわれ全員がより良くなっていくだろう」

2年連続で700ヤード超えのシーズンを送った後にフランチャイズタグでプレーするガシキが、いかに迅速に新しいスキームに馴染むかは興味深い。ガシキがブロッキングの面で苦しんだ場合、マクダニエルHCはガシキを強力な第3のWRとして起用するのだろうか? それとも、ナンバーワンTEとしての起用を続けるだろうか?

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