シーホークスのプレシーズン最終戦はQBスミスが先発
2022年08月25日(木) 09:17シアトル・シーホークスの先発クオーターバック(QB)争いはジーノ・スミスが勝利したのか? まだオフィシャルなものではないかもしれないが、その見方は限りなく現実に近いものだと感じられる。
シーホークスのヘッドコーチ(HC)であるピート・キャロルは現地24日(水)の朝、スミスが金曜日に行われるダラス・カウボーイズとのプレシーズン最終戦に先発し、その後ドリュー・ロックと交代する見込みだと『Seattle Sports Radio(シアトル・スポーツ・ラジオ)』に語っている。
2人のクオーターバックはこのオフシーズンにデンバー・ブロンコスにトレードされたラッセル・ウィルソンの後継者となるべく、トレーニングキャンプを通じて戦ってきた。スミスが早い段階から明らかなリードを見せ、ファーストチームのスナップの大部分を担当している。
ロックも先発職に向けて前進し、先週のチームスクリメージではスミスを上回った。また、プレシーズンゲームでスミスより良い数字を残している。しかしながら、ロックは新型コロナウイルス感染症の検査で陽性となり、先週に実施されたシカゴ・ベアーズ戦から除外されてしまった。
キャロルHCはその試合後、ロックが不在だったため、先発を指名するタイムラインも変わったと話している。
ベアーズ戦ではスミスが苦戦する場面も見られたものの、ロックがいなかったことから戦局はスミスが有利に見えている。今週の練習ではロックとスミスの両名がファーストチームのレップスに参加しているが、ロックは今も体調を回復させている途中だ。
キャロルHCは、スミスは先発職を失うようなことは何もしていないと述べる一方、ロックにもまだそれを勝ち取るチャンスはあると示唆している。
スミスは過去2シーズンにわたってウィルソンのバックアップを務めてきた。昨シーズンは負傷したウィルソンの代役として3試合に先発(計4試合に出場)し、パス95回中65回成功(68.4%)、702ヤード、タッチダウン5回とインターセプト1回を記録し、ラッシングでも1回の得点をマークしている。シーホークスは2021年にスミスが先発した試合で1勝2敗となっており、ピッツバーグ・スティーラーズやニューオーリンズ・セインツとの接戦で敗れた一方、低迷するジャクソンビル・ジャガーズに勝利した。
ロックはウィルソンとのトレードでデンバーからやってきた。ブロンコスでの3シーズンでロックはパス710回中421回成功(59.3%)、4,740ヤード、タッチダウン25回、インターセプト20回、ラッシングでのタッチダウン5回という数字を24試合(先発21試合)で残している。
このプレシーズンにロックはパス15回中11回成功(73.3%)、102ヤード、タッチダウン2回、インターセプト0回を1試合でマーク。スミスはパス33回中20回成功(60.6%)、タッチダウン0回、インターセプト0回、ラッシングタッチダウン1回を2試合で記録した。
ロックは今週末のカウボーイズ戦で優れたパフォーマンスを見せ、先発の仕事を勝ち取ることができるだろうか? もしかしたら可能かもしれないが、現時点での兆候としてはスミスがリードしている様子だ。レギュラーシーズン初戦ではウィルソンが対戦相手となってシアトルに戻ってくる、
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